東日本大震災から12年の歳月が過ぎた。
日本有数のサーフポイントである北泉がある南相馬市は2000年代初めから日本全国に先駆けてサーフツーリズム構想を練り上げてきた。
その中で発生した東日本大震災、また、福島第一原発の事故。そしてコロナ禍。
様々な風評被害などもある中で、南相馬市ではRE STARTとして再度サーフツーリズム構想に着手し始めた。
えぶなみ北泉
https://funq.jp/evnami_kitaizumi/
正直福島でサーフィンをしていいのか?地元の皆さんが迎え入れてくれるのか?
答えはYESである。
今回は南相馬市サーフタウンPR事業の一環としてローカルサーファーやプロサーファーも交えた「南相馬市メディア&モニターツアー」が開催された。
初日はえぶなみ北泉と言われている(365日波があると言われる)サーフセッション。
あいにく物足りないコンディションとなってしまったが、サーフィンは可能であった。流石北泉!
今回のゲストは6年連続でJPSAグランドチャンピオンを獲得したレジェンドであるショーロクこと宮内謙至プロ。北泉がホームである佐藤広プロ。プロサーファーとしてはもちろんのことYouTuberとしてなど幅広く活動をしている川畑友吾プロ。そしてSEA FLOWERS SHONANから3名の女性サーファーもゲストとして登場した。
SEA FLOWERS SHONAN
NATURAL (自然体・本質・ありのまま) × FLOW (起点・巡り・流れ).Y
https://naturalflow-y.com/















今回のプロモーションでは地元テレビ局やNHKなども取材に訪れ、その日の夜に早速放送がされた。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20230627/6050023065.html
南相馬市はサーフィンだけではなく国の重要無形民俗文化財に指定されている「相馬野馬追(そうまのまおい)」が開催される。
相馬野馬追とは(HPより抜粋)
相馬野馬追は、福島県の相馬地方で3日間にわたって行われる祭典で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。 約400騎の騎馬武者が甲冑をまとい、太刀を帯し、先祖伝来の旗指物を風になびかせながらの威風堂々にして豪華絢爛な時代絵巻を繰り広げる様子は、まさに天下無比。
詳しくはこちら
https://soma-nomaoi.jp/
2023年は7月29日~31日で開催される予定であり、一年で一番賑わう時期である。このタイミングでサーフトリップを組んではいかがだろうか?
お祭りで参加者が甲冑をまとうことからゲストの皆さんが甲冑の着付け体験を行った。
ちなみに甲冑の重さは、ショーロク氏が身にまとった大将の甲冑が15kgほど、川端プロが着用した足軽の甲冑が10Kgほどであり、皆さんが初めての体験で、こんなに重いんだ・・・などと驚いた様子であった。
意外とみなさんとても似合い威風堂々とした出で立ちであった。






甲冑着付け体験は一般参加も可能なので、興味のある方は要チェック。
南相馬を知ろう
南相馬市博物館
南相馬の歴史や相馬野馬追について学ぶことができる。
歴史を知ることによりその地がさらにわかり愛着を持つことができるのではないだろうか?
博物館の近隣には馬を飼育している方の馬小屋もあるので神事に使われる馬を生で見ることができる。

南相馬市消防・防災センター
南相馬市消防・防災センターは、相馬地方広域消防本部と南相馬消防署の機能に加えて、東日本大震災からの教訓を後世に残すため、本市の被害状況や災害対応等の記録、災害への対応・対策、防災に関する情報などを展示している。また、市職員による展示の案内を実施している。
震災から12年たつが教訓は忘れてはならない。
地震発生から復旧までの道のりが記録されている。
津波の到達の写真なども保管されており、南相馬の被害がどれだけ大きかったのも知ることができる。
※津波の記録などでストレスを感じる方はお控えいただけますようよろしくお願いいたします。
また職員の方からのお話では、子供たちは定期的に放射能が身体に溜まっていないか検査を行っており、現状数字が高い子供はいないとのこと。



ツアーではボランティアガイドさんに町の歴史や震災の話などをしていただいた。
南相馬では放射能の影響で農業などにも影響が出た為、除染として表面の土を全て入れ替えたとのこと。
また、しっかりと検査を行った農産物を出荷している為世界一安全な農作物であるといわれている。

ツアーの最後は意見交換会として今後の活動、率直な思いなど様々な意見が交換された。
ポイント情報や原発関連の安全の面において公式機関からの情報の必要性。ローカル情報など様々な点で今後様々な発信の必要性が感じられた。
地元ローカルの人たちの話では、現在は子供たちがサーフィンをすることがかなり少ないという。
このようなプロモーション活動を通して少しでも多くの人たちが海に戻ってくれることを願っている。
9月は北泉にて大会も開催予定!こちらも注目が集まる。
https://www.namidensetsu.com/news/namidensetsu/484284
今回の旅では北泉・坂下ポイントに入らせていただきましたが、波は小さくてもサーフィンはできました。
混雑とは無縁のエリア!
湘南や千葉などの混雑を回避してたまにはゆっくりとサーフィンをしに北泉に訪れてみてはいかがでしょうか?
お勧めの食事処!
親・子・孫の3代で営業している「げんべぇ」さん。
https://tabelog.com/fukushima/A0704/A070403/7004381/

「国見」さん
