プロダイバー、アーティスト、シェフの肩書きを持つキミ・ワーナーが持続可能な食べ物についての真実を語る
以下WSLニュースより
4月15日
The Inertia / KIMI WERNER
食べ物は私たちにとって一番重要なもの。
それは、私たちが呼吸するための空気のようなものです。
私たちが飲む水など、生きていく上で明らかに必要なものがあります。
生活を送るうえで必要だと考えられるものはたくさんあり、それは車なども含まれますが、基礎的なことを考えると、食べ物は一番重要なものでしょう。
現代社会では、本当に必要なものからかけ離れたものが短い年数で増えました。
私にはそれが全く理解できないことです。
魚の目を見ると気持ちがひるんでしまいます。
それは、私が魚の骨や骨格を理解しているからです。
顔や魂や骨のことを考えずに食事をすることはとても簡単でありますが、私には何だか奇妙なことに思います。

キミ・ワーナーのハワイでの生活/
WSL / Justin Turkowski
もしも私たちが何かを消費し、自然界にその身を置いているならば、私たちはその本当の意味を理解しなければなりません。
まずは、魚の目を見て魚を捕まえること。
その動物を理解し、正しく扱い、全ての部位を使うこと。
一口の味を噛みしめ、無駄のないようにする。
これらは、私自身が身につけたいことでもあります。
持続可能という言葉を聞くと、はっきりしないイメージがあります。
ここに私が実践しておすすめできるガイドラインをいくつか紹介します。
もしも、あなたが実際に自宅で料理をするにあたって興味がわけば、私のガイドブックである”Self-Sufficient Cooking“をチェックして下さい。
これは愛を込めたプロジェクトであり、きっと役に立つ(美味しい料理ができる)ものだと思います。

ハワイのある漁場で夕食の魚を捕獲するキミ・ワーナー/WSL / Justin Turkowski
1.地元の食材
お庭には食材がありますか?
畑や海、あなたの敷地内など、できる限り近くで食材を確保しましょう。
もしもそれが可能でなければ、その食材を提供してくれる近所の人と知り合うのが良いでしょう。
2.誰が魚を捕っているのかを知ろう
これは何よりも簡単なことです。まずは漁師さんや海女さんなどと知り合うことから始めましょう。
3.質問をする
「この魚は何ですか?」
「どこでとれたものですか?」
「もともとどこから来た魚なのですか?」
4.漁の習慣をより良く発展させる
小規模の捕獲は良いことです。
魚突きは、魚を選定することができ、混獲はありません。混獲とは、ある種をターゲットにした際に予期せずに他の種を獲ってしまうことです。
これは網を使う漁でよく起こりますね。
5.多様性
もしも私たちが世界的に数少ない種をターゲットにした場合、生態系は崩壊するでしょう。
より小さい魚は、食物連鎖への影響が小さく、良い選択となります。
6.全ての部位を使う
命のある動物を尊重し、正しい行いをするため、あなた自身に問いかけましょう。
「この収穫を無駄のないようにどう料理するか」
スープがしばしばその答えになります。