【WSLニュース】イアン・ウォルシュは何故バックカウントリーをトレーニングに選んだのか

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以下WSLニュースより引用

3月21日
BRYAN BENATTOU

マウイのウォーターマン、イアン・ウォルシュは、最近まで間違いなく素晴らしいトリップに行っていた。
昨年のデナリ山から始まり、ナザレのモンスタースウェルを追いかけた彼は、そのまま休むことがなかった。

Covid-19(新型コロナウイルス)の影響でアメリカのスキーリゾートがクローズする前に、彼は手つかずなジャクソンホールのパウダーを、フィルムメーカーでプロの登山家・スキーヤーでもあるジミー・チンと楽しんだ。
「今回は今までで最高の山頂ではなかったが、今後どうなっていくのかがわからない状況の中で、人のいないクリーンな場所に行くことができて良かった。」

ウォルシュは、世界で最も大きいマウイの波で力をつけ、2017年のPe’ahi Challengeでは、最高峰のコンディションのなかで優勝を果たした。
Patagoniaアンバサダーとして、持続可能な衣類やスポーツ用品、環境保護を忠実に推奨し、トレーニングの一貫として様々なアウトドアスポーツを行ってきた。
彼にとってそのスポーツとは、登山とスノーボードだった。

彼が最も影響を受けた一人でもあるジミー・チンは、その世界のスペシャリストである。
エベレストでは、雪崩のなかを生還し、ヒマラヤ山脈ではいくつかの初登頂記録を持っている。
重量のあるカメラを携え、これらの旅を記録することにも成功している。

最近では、サーフィンにも熱中し、マロイ兄弟とともにニカラグアのアウターリーフで、彼の目標であったチューブライドを初めてメイクした。

長年にわたるジャクソンホールへのトリップで、ウォルシュは山でのトレーニングがサーフィンの向上に役立つことを悟った。
実際にこの場所は、故アンディ・アイアンズから初めてスノーボードを教えてもらった場所でもあった。
そして何よりも、サーフィンで精神をコントロールすることに役立っているそうだ。

「ジョウズでのサーフィンでは、ただ単に『GO!GO!GO!』という気持ちにしかならなかった。スノーボードを経験し、『大波にドロップする前に自分が波の上で何をやりたいのか』を整理できるようなった。」と説明した。

山を攻めることは、彼にとってビッグウェイブを極める一つの手段であり、成長を促す新たな発見でもあった。

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