【QS1,500 Cabreiroá Pro Las Americas】男女ともにフランスが優勝

Podiums Winners of  the Cabreiroa Pro Las Americas 2020

2020 Cabreiroa Pro Las Americasのファイナリスト/© WSL / Poullenot

 

テネリフェ島ラスアメリカスのロングレフトで開催された2020 Cabreiroá Pro Las Americas は、地元のレジェンドであるジョナサン・ゴンザレスガスパード・ラスナーがメンズの決勝で対決した。
地元のゴンザレスは、決勝までの7つのヒートの全てに勝利し、ラウンド5での9.53ポイントを含むエクセレントスコアを毎回のように出した。

地元のゴンザレスは週に渡り際立っていた/ © WSL / Poullenot

地元のゴンザレスは週に渡り際立っていた/ © WSL / Poullenot

その一方、フレンチマンのラスナーは、昨年度優勝のティモシー・ビッソをラウンド4で退けた。

決勝は、拮抗(きっこう)した戦いとなり、ラスナーは14.06ポイント、ゴンザレスは14.00の最終結果となった。

QS初優勝となったガスパード・ラスナー/© WSL / Poullenot

QS初優勝となったガスパード・ラスナー/© WSL / Poullenot

「とても興奮しています。これが僕のQS初優勝です。どんなに嬉しいか言葉が見つかりません。完璧な週でした。仲の良い友達ととても良い時間を過ごせました。波も良くて天気もよくて、僕は本当に幸せです。」
ラスナーは喜びを表した。

ラスナーは、まだQSに参戦し始めたばかりで、昨年はヨーロッパの8つのイベントに出場した。今日の優勝はフランスブルターニュ出身の彼にとって明るいシーズンを予期させるものとなった。

アドゥはラスアメリカスで2度目の決勝進出を果たす

 

2度目のファイナルで優勝したアドゥ© WSL / Poullenot

2度目のファイナルで優勝したアドゥ© WSL / Poullenot

アリアネ・オチョア(バスクカントリー)とポウリン・アドゥは、Women’sの決勝で対戦。両者ともにラウンド1から勝ち上がった。
スロースタートだった決勝では、両者ともに慎重に波を見極め、オチョアはアドゥに対して5ポイント以上のニードスコアとプレッシャーを与えた。
残り2分のところで美しいセットが入り、スコアを伸ばす機会が訪れた。そして、オチョアは7.50をスコアしたのの、アドゥは8.27ポイントをスコアして起死回生の逆転勝利となった。

「最後に最高の波に乗れてラッキーでした。アリアネは良いスコアを持っていたので苦戦していました。ありがたいことに最後の最後の波で全てを出し切ることができました。テネリフェで過ごした時間はとてもハッピーでした。2年前は優勝できなかったので、今回の決勝ではどうしても勝ちたかったのです。」

アドゥは、7回のQS優勝と3回のジュニア部門での優勝を果たし、CTでも5年ものシーズンを送り、クォーターファイナルやセミファイナルにも何度も進出している。
CTから外れた過去の2年間は、エリートのトップ17に同胞のジョアン・ディフェイとともに入るべく高いモチベーションを保っている。
中国ではラウンド4、そしてこのイベントでの優勝は、来月から始まるオーストラリアでのハイグレードなイベントのウォーミングアップになっただろう。

大会初日からリズムをつかんだオチョア/ © WSL / Poullenot

大会初日からリズムをつかんだオチョア/ © WSL / Poullenot

オチョアは2015年からQSに参戦しており、スペインと南アフリカで2つの優勝を果たしている。才能のあるグーフィーフッターは、ヨーロッパのジュニアツアーで目立つ存在だったが、QSの舞台でもその実力を証明している。準優勝の結果は間違いなく今シーズンの起爆剤となる。

ハイポイントで沸かせた選手たち

セネガルのフォールは圧巻のパフォーマンスを見せた/ © WSL / Poullenot

セネガルのフォールは圧巻のパフォーマンスを見せた/ © WSL / Poullenot

パンプしたテネリフェのレフトにて160人のアスリートが集まり、月曜からイベントが始まった。

ラウンド3では今大会の優勝者のラスナーに次ぐ3位で敗退となったものの、最初の数ラウンドで、セネガルのチェリフ・フォールの驚異的なパフーマンスが注目を浴びた。

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