優勝して担がれるナット・ヤング/WSL / Laurent Masurel
1月31日金曜日
NICOLAS LEROY
初開催となったQS5,000 Pro Taghazout Bayは、アンカーポイントの面ツルのラインナップに凄まじいアクションが繰り広げられ、まさに観戦日和となった。
ナット・ヤングは、最終日の初ヒートとなった五十嵐カノアとのクォーターファイナルで2本の8点台をスコアしたことを皮切りに、その勢いのまま優勝を果たした。

ナット・ヤング/WSL / Laurent Masurel
彼は、準決勝にてまた別のエクセレントスコアでバスコ・リベイロを下して決勝へと進んだ。
カリフォルニア出身のヤングは、その1本目でパーフェクトに近い9.67をスコアし、優勝に向けて大きく前進する形となった。
その後、2本の8ポイント台をスコア。紛れもないモロッコの覇者となり、会場が歓喜に沸いた。
「良いスタートを切れてとても嬉しいです。正直に言うとモロッコは初めての場所でしたが、コンテストで誰もが求める波がありました。クォーターファイナルまで進んだグーフィーフッターは2名のみで、後は皆レギュラーでしたが、バックハンドの方が有利だと思っていました。このような波はたくさんやってきましたからね。」ナット・ヤングは話した。
ヤングとは対照的に、アロンソ・コレアは最終日はゆっくりなスタートだった。
クォーターファイナルでは、ギリギリのところでシェーン・サイクスに競り勝ち、セミファイナルでは世界14位のフレデリコ・モライスを相手に9.60と8.73をスコアして大金星を納めた。
ヤングとのファイナルでは大きく先制されたものの、オープニングライドで9ポイントをスコアした。
その後、何度も挑戦し続けたが、必要な9.25ポイントをスコアできずに準優勝となった。
4000ポイント獲得は、彼にとって最大の結果となった。

アロンソ・コレア(ペルー)
なお、日本人は五十嵐カノアの5位についで、都筑百人プロが37位フィニッシュながら、ラウンド2ではCTサーファーを相手に大金星を納めている。