死と戯れながら、勝利を求めて砂漠で1000マイルのダンスを踊る——
デザート・セッド・ダンス
STORY
メキシコのバハ・カリフォルニア半島で行われるデザートレース、バハ1000–。誰でもエントリーはできるが、誰もが完走できるわけではない。タフさが足りない者、完走に耐えられるバイクを持たない者、ミスを犯してレースから脱落する者、時には悲劇的な結末を迎えることも…。
バハ1000は、夢が死に向かう場所。壮大なビジョンや希望は現実になるが、それが持続することはほとんどない。しかし、砂漠には不思議な魅力があり、自由があり、チャンスがある。この唯一無二のイベントは、世界で最も困難なレースコースに立ち向かう、勇敢で愚かな人々を50年以上にわたり魅了してきたのだ。
本作品は、砂漠と競い、立ち向かうバイク乗りたちの人生の物語である。
レースの参加者は、砂漠、バイク、そして他のレーサーたちと結びつく。人間と自然とマシンの3つがセットだ。彼らは、その中にレースの目的を見つける。死と戯れながら、勝利を求めて1000マイルのダンスを踊る。これは、人間の粘り強さと、見たままの世界を描き出す人類独自の能力を讃えるものだ。
TRAILER
CAST
—— ある挑戦に引き寄せられる4人の男の物語
フォレスト・ミンチントン
サーファーでもあり、バイク代を稼ぐためにサーフボードを作って生計を立てている。バイク愛好家でありながら、父親の影響で砂漠を愛するようになる。バハは、旅するサーファー/ダートバイカーにとってパラダイス。1000マイルに及ぶ未開のトレイルとビーチ。2つの世界が真に交差する場所。このことが、いつかバハ1000でレースをしたいという子供の頃の夢に火をつけた。その結果、カーリン・ダンという友人でありメンターと出会うことになる。チームメイトだったダンの早すぎる死によって、フォレストはダンをたたえる方法を模索するようになった。
コルトン・ウダル
バハ1000で5度のチャンピオンに輝きながら、背中の怪我で引退。かつての栄光を取り戻し、再び手にするために、コルトンはフォレストと組み、新たなモチベーションとレースに勝つ手段を探し出す。知識と経験をシェアし、コルトンはヒーローからメンターへ生まれ変わる。共通のゴールを胸に——
デレク・アッサーバウアー
デレクの2輪への愛は、2歳の頃に赤いHuffy BMXから始まった。それ以来、彼はレースに出続けている。溶接工として働きながらレースに情熱を注いできたデレクは、まさにブルーカラーの労働者だ。サンタバーバラに住む彼は、過去4年間バハ1000に参戦し、何度も2位になった。レースチームでうまくいかなかった時には、レースを1人で走り抜くアイアンマンとして挑戦することを決意し、アイアンマン選手権で優勝した。2019年はチームで優勝を狙う。
ニック・ガービン
4歳から、ニックはダートバイクに乗り続けてきた。ニックの人生はすべてレースに捧げられ、チャンピオンになることを強く願っている。バイクに乗っていないときは、子どもたちをバイクでトレーニングしている。サンフェリペ250でロビー・ベルとコルトン・ウドールを観戦し、レースの翌日にコースを走ったのがバハとの出会いだった。彼にとってバハは自由の象徴であり、孤立無援の風景のなかでレースをすることが幸せなのだ。コルトン、フォレスト、デレクとともに、彼は砂漠で最高のレースをし、チームに勝利をもたらしたいと考えている。
CREW
監督
リンカーン・カプリス
エグゼクティブ・プロデューサー
ハリソン・マーク、フォレスト・ミンチントン、ジャム・ハッサン
撮影監督
アンディ・ゴフ
編集
ルーカス・バスケス
THEATERS
9月26日(金)〜 ヒューマントラストシネマ渋谷
10月10日(金)〜 センチュリーシネマ(名古屋)
10月17日(金)〜 テアトル梅田
10月17日(金)〜 アップリンク京都
他、順次全国公開
アメリカ・オーストラリア映画/101分
©2021 Mojave Productions
HP
http://www.laidback.co.jp/2025/
「バハ1000は、24時間 墜落し続ける飛行機みたいなもの。止まれない混乱の中、死と隣り合わせになる」
「バハでは何が起こるかわからない。油断すると、あっという間に不意打ちを食らう」
「何かに挑戦する喜びと、最高のひとときの積み重ねが宝物だ」