2024年7月31日（水）に、パタゴニア・フィルムズ『尊々加那志～とうとがなし』をパタゴニア公式Youtubeサイトに公開しました！

フィルムのグローバルローンチに伴い、パタゴニア直営5店舗でフィルム上映＆トークショーを開催します。





碇山勇生は、豊かな珊瑚礁と細かく柔らかな砂浜を持つ奄美大島で育った。

プロサーファーとして島を離れて旅する日々を送っていた彼が、故郷の環境問題に深くコミットするようになったきっかけは、初めて波に乗った地元の海岸に開発計画が持ち上がったことだった。

パタゴニア・フィルムズによる短編ドキュメンタリー『尊々加那志~とうとがなし』は、自身と同じように海と島を愛する先達に会いに行き、奄美の自然を守る方法を模索する姿を映している。

父となった勇生は、一般社団法人NEDIを立ち上げ、次世代のために何ができるのかを考える。

NEDIとは、奄美南部の漁師の言葉で、陸と海が交差する領域のこと。島と海は繋がっていて、その循環を開発から守るためには「何よりも大切なのは、島の人々が手を繋ぐこと」と勇生は言った。

パタゴニア・フィルムズ『尊々加那志～とうとがなし』上映＆トークショー

―故郷の海を守りたいサーファーの碇山勇生にとっては、まず地元の人びとと団結することだった―

ゲストプロフィール

碇山勇生（一般社団法人NEDI代表/パタゴニア・サーフィン・アンバサダー）
奄美大島で生まれ育つ。中学1年生でサーフィンを始めて、23歳でプロ資格を取得。サーフショップ「Can.nen Surf」を運営しながら、海でのレスキュー活動や小学校での「海の安全教室」に尽力。奄美の伝統と文化、自然を子どもたちに残していくために活動中。


和田知彦（一般社団法人NEDI）
東京都出身。早稲田大学法学部卒、中央大学法科大学院修了、2013年弁護士登録。東京の公設事務所で民事事件から家事事件、倒産事件、刑事事件と幅の広い分野に関わった後、弁護士法人あすなろに所属、2016年から奄美支所で奄美の案件に関わる。日本環境法律家連盟（JELF）所属。趣味はサーフィン。


木下デイヴィッド（パタゴニア・サーフィン・アンバサダー）
日本人の父とデンマーク人の母をもつ。16歳からロングボード・サーフィンをはじめ、国内外の大会にも出場。世界と日本を往復することで、早くから日本の環境問題に取り組み、それらを解決するため、社会に対しても、サーファー代表としてその声を届けた。JPSAの選手会長を3年務め、組織の改革にも取り組むなど、幅広い活動をつづけている。


上田健悟（漁師/かみのせきMARGOT管理人）
兵庫県宝塚市出身。31歳。上関町宇和島オオミズナギドリの繁殖生態の研究で修士号を取得。24歳で上関に移住し、ゲストハウスMARGOTの設立に携わりながら、山口県の漁業研修制度を受け、延縄漁を修行。26歳で独立し「水薙丸(みずなぎまる)」を船卸し。現在は延縄漁とMARGOT管理人を操業し、また研究者と一緒に海洋動物の生態解明に取り組む。


武知実波（パタゴニア・サーフィン・アンバサダー）
徳島県阿南市をベースに徳島大学に通いながら、世界トップのサーファーを目指して世界ツアーに参戦。2012年からはASPの試合を主に転戦している。また自身が設立した「徳島大学サーフィンクラブ」を、大学公認の「徳島大学サーフィン部」に昇格させ、部長として活躍している。

参加費

無料(事前予約制)

イベント申し込みフォーム

・7月25日（木）19:30受付/19:45開始/21:15終了 パタゴニアサーフ東京／アウトレット
https://info.patagonia.jp/events/944/

・7月26日（金）19:30受付/19:45開始/21:15終了 パタゴニア東京・丸の内
https://info.patagonia.jp/events/945/

・7月28日（日）19:30受付/19:45開始/21:15終了 パタゴニアサーフ大阪／アウトレット
https://info.patagonia.jp/events/946/

トークショー
碇山勇生を中心に“海”という共通項でつながったメンバーが、奄美の自然を次世代へ残していきたいという思いから設立した一般社団法人NEDI(ネディ)より、パタゴニアのサーフィン・アンバサダーでもある碇山勇生と、メンバーのひとりである和田知彦氏を招き、NEDIについて、そして奄美大島について、それぞれの現在のこと、これからのことを、人、海、文化、自然など、さまざまな面からお話していただきます。

・8月2日（金）19:30受付/19:45開始/21:15終了 パタゴニア福岡
https://info.patagonia.jp/events/947/

トークショー
一般社団法人NEDI(ネディ)の代表であり、パタゴニアのサーフィン・アンバサダーでもある碇山勇生と、同じくアンバサダーである木下デイヴィッドが、それぞれの海での経験、また映画の舞台となった奄美大島の文化などを交え、サーファーだけでなく、漕ぎ手や、それ以外の海に関わるすべての人たちが、海の状況を危惧することだけでなく、海と人びとの距離感など、海と生きることについて考えていけるよう、対話していきます。

・8月26日（月）19:30受付/19:45開始/21:15終了　パタゴニア広島
https://info.patagonia.jp/events/948/

トークショー
福山大学生命工学部海洋生物学科在学中に上関で調査活動に関わったことがきっかけで上関町に移住、漁師となった上田健悟氏を招き、〈上関ネイチャープロジェクト〉のビジョンにある「上関の自然を100年後の子供たちに」を体現する上田氏のライフスタイルの変遷などを追いながら、わたしたちは海とどのように生きるのか、パタゴニアのサーフィン・アンバサダーの武知実波と対話していきます。