1/30 Hawaii Day

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

スクリーンショット 2024-12-21 14.46.03

Yuma Nagasawa @ Waimea Bay  2024/12/21

 

本日のノース、朝イチは1〜2〜3〜のサザリーウインド。

グレーの雲に覆いつくされていたが、まだ雨までは降らず、

風のマシなうちにボーイズはエフカイサンドバーでサーフサーフ。

やがて本格的な雨が降り出し、雷も鳴りだし、風はS〜SWにシフト、

午後2時頃からは一気にサイズアップし6〜8〜近くにまでなったが、

既にストーミーコンディション、、、

レキサス・パイププロはもちろんオフコール。

オイラもまたまたレイデイのデスクワークとなった。

思えば11月20日にハワイ入りしてから、ほぼノンストップスエルで

連日パイプ〜オフザ〜サンセット〜ハレイワと大忙しのアーリーシーズンだった。

中でも12月22日にはエディが行われ、実はその3日前の12月19日からワイメアがパンプしだした。

12月18日はヴァンズ・パイプマスターズのファイナルデイとなりパイプが覚醒。

翌12月19日は午前のマッシブパイプから15〜18〜のワイメアセッションへ〜

そして12月20日はパイプ&サンセットはクローズし、これまたマッシブハレイワセッション後

これまた15〜18〜のワイメア。

翌日の12月21日はもうワイメアしかできなくなり、クリーンな15〜20ftのワイメアデイとなり、

12月22日にエディのグリーンアラートが発令された。

つまりこの12月の中旬〜下旬に今季のビッグスエルが集中していたと言うことだった。

そんな中12月21日の朝、いつもの崖の上から撮影していると久々のセットが来襲し、

誰か分からなかったがグーヒーフッターのサーファーがたった一人でテイクオフ、

が、その直後板が刺さってしまいオーバーフォールのワイプアウトを強いられた。

ややスローなワイメアデイだったので、そのセット、そのワイプアウトが印象的だった。

帰って動画を見てみると日本人ぽかったので、その時海に入っていたリアルに確認してもらうと、

ナガサワユウマ君だったと判明した。

正直ユウマがワイメアに入っているとは思わなかったので衝撃的だった。

リアルはインサイドから一部始終を見ていたらしく、ミディアムセットで

抜群のポジションにいたのがユウマで、このセットを一人で捉えることができたと言う。

が、ややレイト気味のエアーテイクオフだったので

波のトップからのエグいワイプアウトを強いられ、

更に次のドセットも真下で喰らい、ユウマ大丈夫か?とまで思ったという。

結果ことなきを終えユウマはサバイブしラインアップに戻ってきたらしい。

コンペティターのイメージが強く、持ち味のエアーアクションが彼の真骨頂だと思っていたが、

今季はロッキーのみならず、パイプにも朝一からチェックに現れ、

ハングリーなスピリットでノースの海と対峙していたように思う。

そんなユウマのパッションがついにワイメアへと導かれていったのだろう。

 

 

 

 

974f2d64f3e2bc34c6ebb2f2eccfaa5f@ Waimea Bay  2024/12/21 ( Day before Eddie )

 

 

 

 

 

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初めてハワイに行ったのが16歳の冬でした。

今年で3回目で今回はワイメアボードを中古で探して自分で買ってチャージに挑みました。

ワイプアウトしてしまった波はミドルセットくらいのサイズで

裏にはもうワンサイズデカい波が来てて転けてしまえば

その波をインパクトで喰らうなと思っていました。

でもそれよりもこの波に突っ込みたいと思い少しレイトでしたがボードを引き返しました。

少し遅れてしまったのでエアードロップで転けてしまったので

その裏の波をもろインパクトでくらいました。

喰らう時は落ち着いて呼吸を整えれたので最後まで息が持ちました。

恐怖心よりアドレナリンが勝っていて楽しくていい経験ができました。

この経験を活かして来年は更にでかい波に乗ってメイクしたいです。

ハワイはどんな時もサーファーとしての質を高めてくれます。

ラインナップにいたローカルサーファーとチャージしていたサーファーにリスペクトです。

 

手記 ナガサワユウマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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