6/27 Izu Day

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

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Mr.Toshio Shiratani / Designer & Naoya  Kimoto / Photographer

 

ブログの日にちが前後してますが、、、、

自分は今年の9月で60歳、世で言う還暦となる。

でも何も嬉しくもない、肉体的精神的に衰えていく自分が嫌だ。

でも老いは誰にでもやってくる。

むしろ自分はずっと(今も)健康でいられて幸せ者だ。

20歳からスタートしたサーフィンフォトグラフィー人生も早40年。

日本〜ハワイ〜世界へと止まることなく駆け抜けてこれた。

サーフィンワールドからサーフファーストへと、

雑誌隆盛期時代にはシニアスタッフフォトグラファーとして、

今日の自分を築くスキル、エクスペリエンス、スタイルを養ってこれた。

その後、サーフデイ〜波伝説へとウエブ時代に突入していき、

新たに紙媒体ではないSNSワールドでの活動が主流になっていった。

カメラもフィルムからデジタルへと変わり、

ライトボックスの代わりにパソコンを使うようになり、

時代とともに色んなことが変化していった。

それでも何も変わらないことがある。

波を当てに行く、波をチェイスする、現場でしか撮影できない写真を撮る、

サーフィンの写真を撮り始めた頃から、

雑誌時代に動き回り続けたライフサイクルは変わることがなかった。

そして気がつけば40年近くが過ぎ去り60手前となった。

あまり後ろを振り返らない、いや、振り返らないようにしてきたが、

還暦を前にして、何か自分のやってきたことの証を残したい、と思うようになった。

それも老いかもしれないが、今は素直に受け止められる自分でもあった。

正直後どれだけ海と波とサーフィンと関わっていけるのか、、、

体が、心が、お金(?)が持続できるのかわからない。

だからなおのことやってきたことの証、作品を残していきたいと。

で、今年遂に自分としては2冊目となる写真集を出版することになった。

そのバックボーンにはデザイナー・シラタニさんの多大な尽力によって

実現に向けて歩むことができたのだ。

シラタニさんは多くの写真集のデザインを始め、

大手企業の仕事もこなしてきたバリバリのデザイナーの一人であり、

今回もこの写真集のデザインをかって出てくれたと言うわけだ。

冬のノースショアが終わり、

ウエスタンオーストラリアから1回目のインドネシア・クルイトリップが終わると、

一旦帰国し約一ヶ月大阪の実家で写真セレクトに没頭し、

大まかにチョイスした写真をシラタニさんに預け、再び6月にクルイトリップを敢行。

先日帰国し、今度はシラタニさんの住む伊豆のアトリエまで行って、

さらに写真をセレクトして、絞りに絞り200点近くにまでチョイスしていった。

今後もまだまだ大変な作業が残っているが、

俺とシラタニさんの良い本を作ると言う想いは同じで、

素晴らしい写真集を創り上げていきたいと思ってます。

今の所9月下旬発売予定で遅遅と作業を進めておりますので乞うご期待〜〜

 

 

 

 

 

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IMG_2682Mr.Toshio Shiratani @ Izu Home

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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