9/3 Shikoku Day vol-1

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

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Yoshihiko Kushimoto @ Cape Ashizuri  Kochi  Shikoku  Japan

 

スーパー台風21号・チェービーからのビッグスエルを狙って、

昨日のうちに高知県西端・足摺エリアにやってきた。

昨日はうっすらビーチブレイクが反応してきた程度だったが、

今朝はもうしっかりとしたタイフーンスエルが狙いのリーフにヒットしてきていた。

まだこのリーフにしてはやっとブレイクする(それでも8〜10ftはある)くらいだったが、

昨日の秋雨前線が去り天気は上々、風も緩めの北風・オフショアと好コンディション。

小潮だが昼に向かって上げてくるので、このままサイズアップしてくるだろうと、

午前7時頃からジェットスキーやゴムボートの段取りに入り、

午前8時過ぎからサーファーは次々とパドルアウトして行った〜

前半まったりしたコンディションだったが、午前10時頃からスイッチが入り、

10〜12〜15ftのどセットが来襲するようになってきた〜〜

セッションは正午過ぎまで続けられたが、風が強まり面がバタバタしてきたので、

一旦撤退し、ランチの後再び海に戻ったが、さっきの勢いがなくなり、

天気も一転、曇り〜雨となり、風もサイドに降ってしまったので、

午前のビューティフルコンディションでのワンセッションとなった。

このポイントのパイオニアでもあるクシモトさんにすれば、

まだまだ本領発揮には及ばず中の小サイズだったが、

稀に見るクリーンなコンディションで乗りやすく、

いつものフィアーな感じではないセッションだったと振り返ってくれた。

クシモトさんとこのポイントとの出会いは約30年前だと言う。

ハワイのサンセットで知り合った四万十のフィッシャーマン・ビッグウエーバー、

オクモトジュンジさんが漁の最中に偶然この瀬を見つけたと言う。

しかし実際そのリーフでサーフィンするまで3年くらいの時間を要したと言う。

丁度世界もビッグウエイブに目が向けられ、ジョーズやトドスサントス、マーヴェリックス、

果てはコルテスバンクスなどが注目を浴び、

日本でもゲンキ君が南紀・ハルカを発掘し、

タコさんが千葉・ショットガンに挑み出した頃だった。

そしていよいよ沖縄にでかい台風が居座り、この足摺のポイントが覚醒し出し、

当時クシモトさんのサーフバディでもあったクニさんが初めてパドルアウトして行った。

しかし予想以上のビッグウエイブ、ワイルドオーシャンにやられ、

ファーストアタックはテイクオフどころか這々の態で岸に上がれたと言う。

それからは何かあっても言いように漁師のジュンジさんの船を出したり、

やがてダブのトクラさんがジェットスキーを提供してくれたりしながら、

ようやく初めてのアタックから3年後にテイクオフすることができたらしい。

それからは年に1度あるかないかのチャンス・タイミングを見計らって、

足繁くこの足摺に通い詰めてきたと言う。

あるときは30〜40〜50ftとでかすぎで入れず、

あるときは爆風に泣かされ、

あるときは想いを他所に立たなかったりと色々あったが、

思い出に残る数々のザデイにも巡り合ってきた。

30代から始まり、40代、50代と、板も体も試行錯誤しながら61歳になったと言う。

2013年にフジムラアツシとヤマモトヒロナリが、ハワイのジョーズを初めてアタックし、

その流れで2014年にその二人が、この足摺のビッグウエイブをも初めてアタックした。

アツシはハワイ在住だがヒロナリは宮崎在住なので、

その後は九州から足繁く四国・足摺に通い出し、

今や次世代を牽引する立場ともなってきた。

スリーディケイドに渡って情熱を注いできたクシモトさんにとって、

やはり次世代のサーファーがもっともっと凄い波を乗ってくれることを切に願っている。

北緯20〜25度、沖縄あたりにある大きな台風からの南西スエルがベストと言い切る、

日本屈指のビッグウエイブスポット・足摺のチェービーセッションをご覧あれ〜〜

 

 

 

 

 

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いよいよ10オーバーのセットが来るようになった〜

 

 

 

 

 

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ヒロナリもバディのヨシタケと宮崎からの徹夜ドライブで足摺に到着〜

 

 

 

 

 

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刻一刻とサイズアップしてきた〜

 

 

 

 

 

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さあ〜準備万端〜〜セッションスタート〜〜

 

 

 

 

 

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魔物のようなセットが来襲し出した〜

 

 

 

 

 

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年齢とともにハードなコンディションの時は乗れなくなってきたと嘆きながらも、

それでも自身にプッシュをかけビッグウエイブに挑むクッシャン。

ここにもロケンロールしてるサーファーがいるぜ〜

 

 

 

 

 

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荒々しい足摺の波波、、、

 

 

 

 

 

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クシモトさんとジュンジさんのコンビネーションによって、

足摺セッションが遂行され、守られ、繋がって行っている。

 

 

 

 

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VOL-2へ続く〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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