Kiyoshi Kaneda @ Haruka Nanki Wakayama Japan
@ Haruka
二つの台風、19号(ソーリック)と20号(シマロン)のスエルを狙って、
昨日(8月20日)に和歌山・南紀入りした。
紀伊半島東面にはすでに19号からの南東スエルが反応し、
風も台風からの北東の風だった。
狙いの西面にはまだスエルがラップして来てないのでクルージングデイ〜
夕方にようやく少しスエルがラップしだし、
誰もいないレフトのポイントブレイクで地元のゲンキ君らとゲットウエット〜〜
夏の日差しながらも、風はもう秋の気配を感じる8月下旬。
新島出身・千葉在住のカセマサルプロも徹夜のドライブで同日南紀入りを果たした。
そして一夜明け、今朝の南紀はまるで景色が変わったかのように大炸裂〜
珍しくいつもの爆風オフショアではなくナイスコンディション。
天気もたまに雨は降るものの、基本晴れ〜曇りでこれまたナイス〜〜
潮は午前8時半が干潮。
とにかくストーミーコンディションでないことが超ラッキーなので、
元気君とマサル君は意を決して午前8時前にパドルアウトして行った〜〜
Genki & Masaru
ハルカにパドルアウトするには信じられない荒磯のタイトなチャンネルを
通り抜けて行くしかないのだ。
オイラも何度となくそのタイトなチャンネルを使って水中撮影に臨んで来たが、
久々の水中、しかも今日のヘビーなコンディションからして難しいと判断し、
かなりの遠回りになるがセーフティを考え、一つ向こうのベイからパドルアウトした。
時間はかかったが、沖に到着するとこんな神々しいラインアップが〜〜〜
アウトでブレイクした波がリフォームし、
インサイドではバックリと口を広げていた〜〜
Genki Horiguchi
ハルカは1990年8月19日、ゲンキ君によって初めてサーフされ、
以来28年間、ゲンキ君はこのポイントと向き合って、
サーフィン、シェイプ、ライフを育んで来た。
毎冬のノースショア詣でもハルカを攻略したいという願望が根元にあり、
今年64歳になるゲンキ君の波乗り道はまだまだ続くのだ。
ロッケンロール〜〜
Masaru Kase
新島出身で現在は千葉に住み自身のサーフィンライフを貫いているマサル君。
毎冬のノース詣では欠かさず、サンセット・バックドア・オフザの一念で
スキルアップをはかっている。
千葉ではショットガンコミュニティの一人でもあり、
ビッグウエイブには熱く、そして静かに想いをたぎらせている。
今回はゲンキ君のアテンドにより、初めてのハルカを経験することになった。
かつてゲンキ君が雑誌のカバーショットを残した9’6″のガンを借りて、
潔いゴーフォーイットスピリッツを披露してくれた。
Ken Kushi
南紀・勝浦ローカルのクシケン。
Masaru Kawano
大阪・和泉出身の南紀フリークサーファー・カーマン。
Takahiro Ono
南紀でも熊野川の向こう・三重県出身のシェーパー・サーファーのオオノタカヒロ。
Kiyoshi Kaneda
2年前のクリスマスイブ、日本海のスラブで瀕死の重傷を負ったキヨシ。
当初サーフィンはおろか車椅子生活になるだろうとまで言われていたが、
持ち前の体力とガッツでリハビリをこなし、ようやく海に戻ってくることができた。
もちろんまだ以前のように体は動かないが、
まさにキヨシ復活とも言える素晴らしいモンスタードロップをメイクして見せた。
@ Haruka
実に5時間近くのセッションとなり、もうヘロヘロ状態で帰還。
波は相変わらず大パンピングだが、皆もう体がついていかにゃい。
明日もまだまだ波は残りそうだし、明後日には台風20号の新たなスエルも入って来そうだ。
まさに台風ラッシュだね〜〜〜