© WSL / Matt Dunbar
・ニコルズ、GWMシドニー・サーフ・プロで連勝
・ローラー、地元でキャリア最大の勝利を飾る
・16歳のエリン・ブルックス、3年連続となるチャレンジャー・シリーズ・ファイナルで準優勝
・元チャンピオンシップツアーのアレホ・ムニーツ、2位入賞
イザベラ・ニコルズ(オーストラリア)とジョーダン・ローラー(オーストラリア)は、2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第2戦、GWMシドニー・サーフ・プロ presented by Bonsoyで優勝!
ノース・ナラビーンの満員のビーチを前に、オージー・デュオは、2~3フィートの超クリーンな波で、大規模なインターナショナル・フィールドを乗り越えて優勝!
ローラー、地元でキャリア最大の勝利を飾る
ノース・ナラビーン・ローカルのジョーダン・ローラー(オーストラリア)が、ホームの大観衆の前で、2024年GWMシドニー・サーフ・プロで優勝し、キャリア最大の勝利を飾った。
2024年のチャレンジャー・シリーズへのクオリファイを逃したローラーは、ワイルドカードとして今週のイベントに臨んだ。
自分自身への期待が低い中、彼は順調にトーナメントを勝ち進み、記憶に残る勝利を収めた。
「正直なところ、ここ数ヶ月は本当にジェットコースターのような感じでした。今年のチャレンジャーシリーズの予選を逃した後、本当に引退を考えていました。それでも続けてきたことをとても嬉しく思います。しばらくの間、良い結果が出せずに落ち込んでいましたが、今は本当に嬉しいです。チャンピオンシップツアーに出場することが長い間の目標であり、この規模のイベントで勝つことがその目標達成に大いに役立つので、本当に信じられません。」
35分間のファイナルで、ローラーは元チャンピオンシップ・ツアー(CT)のアレホ・ムニーツ(ブラジル)と、ノース・ナラビーンのレフトでクラシックなフロントサイド対バックサイドの戦いに臨んだ。
ムニーツはこの1週間、ソリッドなタッチを続けていたが、ローラーが序盤でリードしたのは地元の知識と地元のサポートだった。
地元のローラーは試合を通して勢いをつけ、最終的に15.75(20点満点中)の2ウェイブ・トータルを記録。
終了間際、ムニーツは7.20(10点満点中)をマークし、コンビネーションをブレイクするも、それをバックアップすることができず、ローラーが勝利を手にした。
「馴染みのあるサーファーたちの前で、ホームで優勝できるなんて。幼少の頃から、多くのサーファーたちを尊敬してきたし、彼らと対戦して優勝できるなんて、夢が叶ったような気分だ。ここに来るために懸命に努力してきたし、今年はチャンピオンシップ・ツアーのクオリファイを成し遂げたいと強く思っている。」
ニコルズ、GWMシドニー・サーフ・プロで連覇達成
ミッドシーズン・カットに届かず、チャンピオンシップ・ツアーからチャレンジャー・シリーズに降格してからわずか3週間後、イザベラ・ニコルズ(オーストラリア)がノース・ナラビーンで大逆転優勝を飾った。
準決勝では、サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)らこの大会のビッグネームを下すなど、ニコルズは終始好調を維持していた。
ニコルズは、今日の優勝でチャレンジャー・シリーズのランキングを2位に固定し、ゴールドコーストでの3位入賞と合わせ、年内のCT復帰に向けて絶好のポジションにつけた。
「今はいろいろなことが頭をよぎる。この大会に臨むにあたって、とても前向きで、いい気分で臨むことができた。去年は、すごく落ち込んだ気持ちでこの大会に臨んだ。昨年と比べれば、とてもいい精神状態だ。どんな精神状態であろうと、プロセスを踏めば結果は出せるということだ。」
ニコルズは、チャレンジャー・シリーズのフォーム・サーファー、エリン・ブルックス(カナダ)と対戦したとき、彼女のベスト・パフォーマンスを最後まで温存した。
ニコルズはスマートなサーフィンを見せ、プライオリティを長くキープし、この対戦で最もセットされた波で成功した。
ブルックスにはソリッドなスコアが必要であり、巨大なフロントサイドのフルローテーション・エアリバースでもう少しでスコアが出そうだったが、フォールしてしまい、ニコルズが2ウェイブ・トータル15.27(20点満点)で優勝した。
今日の結果により、ニコルズは次の南アフリカでのイベント、バリト・プロを前にランキング2位をキープした。
「エリン・ブルックスにエールを送りたい。彼女は私に多くのインスピレーションを与えてくれる。ここ数年、彼女と一緒に過ごせて本当に幸運だったと思う。彼女はとても献身的で、とても意欲的で、信じられないほど才能がある。彼女は私にとって妹のような存在で、ここ数週間、一緒に過ごせて本当に楽しかった。今週コーチをしてくれたマット(・グレインジャー)にも感謝したい。彼がもたらしてくれるエネルギーは素晴らしいし、今2勝を挙げている私にとっては明らかに効果的だ。」
エリン・ブルックスとアレホ・ムニーツが準優勝
エリン・ブルックス(カナダ)が3度目のチャレンジャー・シリーズ・イベント・ファイナルに進出した。
この16歳のサーファーは、今シーズンのフォーム・サーファーであり、特にセミファイナルでは、ほぼパーフェクト・スコアを記録した。
バックサイドのチューブライドでパーフェクトを出した先週とは違い、今日はフロントサイドのエアリバースを超クイックに決め、パーフェクトに近い9.57(10点満点)を獲得した。
この準優勝により、ブルックスは2025年のCTクオリファイに向けて、ランキングトップの座を固めた。
「またファイナルに進出できて、とても気分がいい。ベラ(ニコルズ)には感謝している。CTに出場することは間違いなく私の目標だけど、今年はたくさんの大会が残っているし、たくさんの素晴らしい女子選手が出場している。もし出場することができたら、そのチャンスを必ずつかみたい。」
アレホ・ムニーツ(ブラジル)はこの数年、さまざまな怪我から回復しながら、再資格認定を受け、チャレンジャー・シリーズで結果を出そうとしてきた。
34歳のベテランは、2018年にマンリーで準優勝し、ノーザン・ビーチで成功を収めたことがある。
ムニーツは今日、優勝には届かなかったが、準優勝はゴールドコーストでの9位と相まって、2025年のCT出場権獲得に向けて戦い続ける彼にとって、ランキング2位に浮上するのに十分なものだった。
「表彰台に立てて本当にうれしい。トップレベルに戻るために、長い間懸命に努力してきた。2度の手術を経験し、わずかな差で予選を通過できなかったことも2度あった。だから、ファイナルに戻ってこられたことは、僕にとって大きな意味がある。家を出るとき、息子にオーストラリア大会のトロフィーを持って帰ると約束したんだ。」