トラディショナルとハイパフォーマンスとの中間世界にロブの「全部好き」を込めた⾼性能グロベラー
突然ですが、あなたはアボカドを⼿にして「この絶妙なバランスに魅了される」と感じたことはありますか?
FIREWIREから待望のロブ・マチャドの2024最新モデルが発表となりました。
本記事では、それに先駆けて開発を⼿がけたロブ本⼈が語るボード開発ストーリーをキャッチしましたのでご紹介します。
ロブといえば、⾔わずもがなASP時代からのサーフィン⻩⾦期に最前線で活躍したサーファーの⼀⼈で世界中に熱狂的なファンを持つカリスマでもあります。
近年ではトラディショナルとモダンを融合させたツインフィン「GO FISH」とその後継モデル「TOO FISH」が記録的なセールスを記録し、SIMAアワードを受賞。
さらに「Seaside&Beyond」「Sunday」では、再燃するミッドレングスの分野でスタイリッシュなマニューバリティを可能にする2モデルを展開し現在も根強い⼈気を誇ります。
今回発売された「MACHADO CADO(マチャド・カド)」は、「GLAZER」以来となるショートボードデザインとなります。
その注⽬のMACHADO CADOについて、ロブは以下ように説明しています。

伝統的なフィッシュボードとハイパフォーマンスボードの間には広⼤な世界があります。
このボードはその両者の良さを持ち合わせています。
フォイルは⾮常に薄く、ノーズには少しのフリップがあり、テールは薄いが、グライドと滑⾛感を持つプランニングサーフェスも備えています。
平らな波の上でもスピードを出し、滑ることができます。
そして、テールに体重をかければ、テールが沈み、グリップを得ることができます。
ワイドテールのおかげで、⼩さなフィンスライドも楽しめます。
トライフィンセットだけではなく、ツインフィンとして試してみるのもおすすめです。
⾮常に楽しいです。
しかし⼀番のおすすめは、やはり2+1のセットアップです。
ツインフィンのような軽快な滑⾛感とスピードを得られますが、トレーラー(⼩さめのセンターフィン)を追加することで、さらに強いグリップと新しい性能を引き出すことができます。
ツインフィンの感覚に少しのスラスターが加わり、まさに最⾼の組み合わせとなります。

このワイドなスカッシュテールが特徴のショートボードは、ハイパフォーマンスモデルとオルタネイティブモデルとの中間を完璧に埋める「⾼性能グロベラー」に位置付けられ、3Finでセッティング可能なフィンシステムでは、トライのほか、ツインフィン、2+1のセッティングが可能となっています。
ロブ⾃⾝もこの2+1セッティングがおすすめだと語っています。

⽂頭の質問ですが、実はこのMACHADO CADOは、アボカドのその完璧なプロポーションからインスピレーションを得てデザインされました。
その経緯について次のように語っています。

アボカドにはどこか絶妙なバランスがあります。
それが私のサーフボードのデザインにも反映されています。
サーフボードを⾒た瞬間に、視覚的に⼼地よいと感じることが⼤切です。
⽣活の中のどんなものでもそうですが、特にサーフボードの場合、最初に⾒たときの全体のアウトラインがとても重要です。
「このテールが気に⼊った」「このノーズがいい」「全体的に素晴らしい」と感じる瞬間があります。
このボードに触れると、そんな気持ちが湧いてきます。
テールが⾮常に薄く、全体の流れがとても美しく感じます。
陸上でサーフィンは始まります。
実際に海に出る前に、このサーフボードに対して良い感覚を持てれば、⽔上でも良いパフォーマンスを発揮できるということです。
このボードに対しては、まさにそのように感じます。
それは、私がアボカドに対して抱く感覚と同じです。
私もアボカドは⼤好きですが、正直、今までアボカドの形状・バランスとサーフボードのデザインを重ねたことはありませんでした(笑)。
でもロブの⾔う、調⼦の良い(⾒た⽬も含めて)ボードを⼿にすると、部屋に置いている時も、⾞に積み込む時も、その形状の良さにテンションもモチベーションも爆上がりするという感覚はものすごくわかります。
さらに、ロブは、MACHADO CADOに2+1のフィンをセットし、さらに2+1フラットトラクションパッドを装着。
この親和性と性能を「2+1 CADO MAGIC」と表現しています。
これもすごくわかります!
新しいボードを卸す際には、それに合わせてデッキパッドやフィンを選び、装着するところでもかなりデンションは上がりますね。
その仕上がりがいわゆる「シンデレラフィット」だった時の幸福感はひとしおです。
FIREWIRE JAPANによるインプレッションでは、⽇本の多くのポイントでスタンダードであるビーチのマッシーな⼩波ブレイクでも素晴らしい安定性とグロベラー(⼩波パフォーマンス)が得られるのはもちろんのこと、レールtoレールを必須とする滑⾛と⼤きなカービングを楽しむレトロ系フィッシュモデルとの⽐較では、MACHADO CADOは薄めに設計されたワイドスカッシュテールとセンターフィンによって、テールを踏み込んだクイックなターンとテールを蹴り込んだパワフルなトップの切り返しの両⽴が容易で、ハイパフォーマンスからの乗り換えでもパフォーマンス性能を落とすことなく、そしてツインフィッシュ、ミッドレングスとの使い分けでも素晴らしい滑⾛からの機敏な動きが楽しめます。
メインボードとしても、⼩波⽤ボードとしてもあらゆるサーファーにお勧めできるショートボードであると紹介されています。
もちろんステップアップを求めるショートボーダーはツインフィンセッティングで適切なレールtoレールや体重移動を⾝につけることもでき、ツインフィッシュモデルと異なり気分によってフィンセッティングを変えられるのも⼤きなメリットになります。

MACHADO CADOは最新HELIUMテクノロジーを搭載し、通常モデルと2本と同じ柄がないマーブルカラーモデルを展開。
7⽉FIREWIRE JAPAN及び正規取扱店にて発売。
詳しいディメンションとお近くの正規取扱店はFIREWIRE JAPANオフィシャルサイトをチェック!
FIREWIRE JAPAN WEBSITE:https://firewirejapan.com/
FIREWIRE JAPAN 公式Instagram:https://www.instagram.com/firewire_jp