12/18 Hawaii Day vol-1

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

NKK52879

Joel Parkinson @ Billabong Pipe Masters

 

本日のノースショア、昨日よりややサイズアップして4〜5〜6のバックドア・パイプ。

昨日と同じくヴァリアブルウインドデイで、朝一はご覧ような面ツルのゴージャスコンディション〜

ビラボンパイプマスターズはファイナルデイとなり、混線するタイトルレースに決着がつく日となった。

今日はラウンドー4からスタートされた〜〜

 

 

Size rose up to 4~5~6 in Pipe.

And came up with this gorgeous condition~

Today is the final day of Billabong Pipe Masters so this title match came to an end.

Started off from Round 4~~

 

 

A63I1455John John Florence

 

ラウンドー4・ヒートー2に出場したカレントリーダーのジョンジョンは

最後の最後で逆転劇を演じ、トップ通過でクォーターファイナルへと勝ち進み、

ワールドタイトルへ更に近づいていった〜

 

Current leader, John John won the game from behind and got up the Quarter Final.

 

 

 

A63I1560John John & Gabriel

 

ジョンジョンのヒートが終わると、次にガブリエルのヒートが始まった。

ガブリエルは人ごみを避け、オフザの方からパドルしてきた。

ジョンジョンがクォーターへ駒を進めたことで、更に何が何でも負ける訳にはいかなくなった。

 

 

After John John’s heat, Gabriel’s heat came up next.

John John has won the match so no falling back for Gabriel as well.

 

 

 

 

 

 

50299022_max

A63I1583Gabriel Medina

 

ラウンドー4・ヒートー3に出場してきたガブリエルメディーナ。

出来ることならトップでクォーターへとスキップしたところだ。

尋常ならぬ闘志で 8.93pt を叩き出すも、バックアップが弱く、

ジェレミーフローレスに敗れ、ラウンドー5(ルーザースラウンド)に追い込まれてしまった。

 

Heat 3, Round 4.

Gabriel scored 8.93 but his back-up was too weak so

lost the round and went to Round 5.

 

 

 

A63I1781 A63I1822Julian Wilson

 

ラウンドー4では3位と振るわず、ラウンドー5に回ってしまったジュリアンだったが、

このヒートではニアリーパーフェクトの 9.73pt を叩き出し、

バックアップはロウスコアだったが、カイオイベリを下しクォータへと勝ち進んだ。

写真は、どうだ見たか、と言わんばかりのポーズで10ポイントをアピール?

 

 

Julian couldn’t score well on Round 4 but

scored 9.73 on Round 5 and gone up the Quarter Final.

It seems he also thought his shot was nearly 10 point from the shot.

 

 

 

 

A63I1830 A63I1858Kelly Slater

 

 

 

A63I1879Gabriel Madina

 

 

 

 

A63I1920Gabriel & Kelly

 

大注目のラウンドー5・ヒートー3、ガブリエル対ケリー。

ガブリエルはタイトルに向けてここで負けるわけにはいかない。

その刺客となったのがキングケリー。

しかしガブリエルは序盤に 8.90pt & 9.07pt を叩き出し、執念とも言えるクォーター進出を果たした。

 

 

Heat 3, Round 5, Gabriel vs Kelly.

Gabriel has to win this heat for his title and

scored 8.90 & 9.07 to Kelly and won the round.

 

 

 

A63I1874NKK52921

 

ジョンジョンとガブリエルがクォーター進出を決め、ビーチはハワイ対ブラジルで更に盛り上がっていった〜

 

John John & Gabriel has gone up to the Quarter so beach side was heating up with

Brazilian & Hawaiian color.

 

 

 

 

A63I2118 A63I2122John John Florence

 

 

 

 

A63I2134Julian Wilson

 

クォーターファイナル・ヒートー2、ジョンジョン対ジュリアン。

もうこの頃は風も入り、チューブもクシャクシャになってきたが、

ジョンジョンは後半 8.77pt & 8.83pt というエクセレントポイントを叩き出し、

ジュリアンを下して、更に更にタイトル奪取に向けてセミファイナルへと勝ち上がった。

 

 

 

Heat 2, Quarter Final, John John vs Julian.

John John scored 8.77 & 8.93 on the second half of the heat and

got up to the Semi-Final.

 

 

 

A63I2165Jeremy Flores

 

 

 

 

A63I2172 A63I2228Gabriel Medina

 

そして一番の見所となった、クォーターファイナル・ヒートー3、ジェレミー対ガブリエル。

ここまでの戦いでも窮地に追い込まれながらも、恐るべき精神力で勝利をものにして来たガブリエル。

そのガブに対して恐るべし刺客となったのが元パイプマスターズもあるジェレミーフローレスだった。

クシャクシャのコンディションの中でロングバレルを見つけ出す能力に長けたジェレミーは、

後半に 7.33pt & 5.43pt をマークし、一方ガブリエルはバレルをこじ開けることができず、

無情にもこのラウンドで敗れ、ワールドタイトルの夢が消え去ってしまった。

と同時にすでにセミファイナルへ勝ち上がっていたジョンジョンのタイトルが決定したのだ。

 

 

One of the highlight of the match, Heat 3, Quarter Final.

Jeremy vs, Gabriel.

Former Pipe Master, Jeremy has a strength to seek through a long barrel so

scored 7.33 & 5.43. On Gabriel side, he couldn’t open through the barrel and lost

on this match.

This means John John’s title has been guaranteed.

 

 

 

 

NKK52934Ian Gouveia

 

 

 

A63I2467 A63I2515 50316744_maxJohn John Florence

 

セミファイナル・ヒートー1でブラジルルーキーのイアンゴーベイアと対戦したジョンジョン。

ワールドタイトルはすでに決まったが、パイプマスターズの称号をまだ得ていないジョンジョンだけに、

このままファイナルへと突き進んでもらいたいところ。

終盤までこれだというバレルを決めきれず終始イアンがリードしていたが、

最後の最後で 8.73pt を叩き出し、見事試合をひっくり返して見せた。

このセミ終了後、ジョンジョンのワールドタイトルを祝してわっしょいわっしょいがなされた。

 

 

 

Heat 1, Semi-Final. John John’s World Title has been chosen but

he hasn’t earned the name of “Pipe Masters”.

Ian was leading the game till the end but

John John scored 8.73 in the last point and won the match again.

 

 

 

 

A63I2286Kanoa Igarashi

 

 

 

A63I2719Jeremy Flores

 

そしてセミファイナル・ヒートー2では、昨年に続きマスターズで大活躍のカノアイガラシ対ジェレミーフローレス。

カノアはここまでラウンドー4をケリー、レオを相手にしてトップ通過し、

クォーターファイナルでは執念とも言える一本のチューブライドでイタロフェレイラをやぶり、

このセミファイナルまで勝ち進んで来、昨年のあの活躍を彷彿させてくれた。

しかし、ジェレミーはこの頃のシェティナコンディションの中でも一本目で 9.37pt を叩き出し、

カノアも 4.44pt & 7.00pt と追撃したが、僅かの差で二年連続ファイナル進出を果たせなかった。

 

 

 

Heat 2, Semi-Final.

Kanoa Igarashi vs Jeremy Flores

Kanoa gone up to this round by defeating many of the world class contender but

couldn’t catch up to Jeremy’s 9.37.

But it was sure a close match.

 

 

50316851_maxNKK531142017 World Champ &  Pipe Masters 2nd  John John Florence

 

 

 

 

 

50299028_max NKK53023Pipe Masters Winner  Jeremy Flores

 

スクリーンショット 2017-12-19 11.38.59

 

そして、パイプマスターズファイナルは、

ワールドチャンプとなったジョンジョン対元パイプマスターズのジェレミーとなった。

ジョンジョンが 8.93pt & 7.23pt を出した時点で、誰もがジョンジョンの優勝かと思わせた。

しかし最後の最後でプライオリティを持ったジェレミーが、まさかの8.33pt を叩き出し

執念の逆転劇を演じて見せ、2度目のパイプマスターズに返り咲いた。

 

 

Final.

John John vs Jeremy.

John John scored 8.93 & 7.23 so everyone thought victory went to John John but

Jeremy gain his priority and scored 8.33 in the last point and

became the Pipe Masters for his second time.

 

 

 

50316147_max

 

スクリーンショット 2017-12-19 5.15.17

 

 

NKK52900@ Backdoor

 

ビッグパイプデイはなかったものの、エクセレントバックドアデイが2日間も続き

オールウエルダン、見事なショウダウンとなったビラボンパイプマスターズだった。

 

 

 

Wave size may not be gigantic but the game ended excellent for this year’s Pipe Masters.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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