☆加藤のウラナミ『青森ねぶた祭と秋田竿燈祭に感動しました~Vol.1』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

ねぶた3

ねぶた師が情熱を注いで描いた勇壮かつ豪快な日本的デザインは見応え十分です!!!

8月上旬に、2泊3日の強行軍でしたが青森市で開催された青森ねぶた祭りと秋田市で開催された秋田竿燈祭りを見学してきました。
これまでにサーフィンやスノーボード以外でトリップすることは少なく、たまに孫を連れて短期の温泉旅行やキャンプに行くくらいでしたが、今回はどうしてもカミさんを東北のお祭りに連れて行かねばならない、自分の“失態(しったい)”に対しての“お詫び旅行”となったのでした。(涙)

その“失態”とは、3月初めに青森県八甲田山へのスノーボードのバックカントリー(BC)トリップの帰りに起こりました。
行きは、いつもツアーをまとめてくださる日本のスノーボードの創世記から雪山を楽しまれて、八甲田では神さまのような存在でサーフレジェンドでもあるO隊長らを車に乗せて羽田空港まで行って車を駐車場に入れ、その後羽田➡青森まで飛んで空港から宿の八甲田山荘までは借上の大型タクシーで行く快適なツアーでした。

ちなみにバックカントリーツアーのガイドは、O隊長と永年のお付き合いがあって経験豊富な八甲田山ガイドクラブ代表の相馬さんにいつもお願いしています。
昨年のバックカントリーツアーでは、天候が急変してホワイトアウトした時には少し焦りましたが、ベテランガイドの相馬さんらが冷静かつ的確にガイドしてくれたので落ち着いて行動することができました。

飛行機で移動するスノーボードトリップ(BC)では、板・靴・ウェアに加えて、スノーシュー、折り畳みシャベル、ストック、ビーコン、プローブ、ヘルメット、非常用の防寒着や食料品などの荷物が加わり、重量が飛行機の預入荷物重量(エコノミー20kg)を軽くオーバーしてしまうため、往復とも重い荷物は宅急便で送るのが一般的です。
帰りの荷物は八甲田山荘で宅急便の手配ができるので、フロントで荷物を預けてしまえばディパックだけで飛行機に搭乗できるので快適なのですが、ここで私はやらかしてしまったのでした。

なんと車の電子キーを宅急便の預入荷物に入れてしまったため、羽田空港に予定通り着いても車を動かす電子キーが手元にないのです。(涙)
時はすでに夜の23時近くになり、電車も無くなってしまったため、仕方なく鎌倉の自宅にいるカミさんに電話して羽田空港まで合鍵を持ってきてもらったというのが私がしでかした“失態”の顛末です。

実はこの“失態”には伏線があって、実はその前年も全く同じことをやっちまっていたのでした。幸いその時はすぐに気が付いたので、八甲田山荘から宅急便の運転手の携帯に連絡してもらったところ、酸ヶ湯で集荷したら同山荘は帰り道ということで事無きを得たのですが、二年連続でやっちまうのが物忘れの激しい私の不徳の致すところです。(大粒の涙) 
改めて、羽田空港でスタックさせてしまったO隊長をはじめ同乗者の皆さまに深くお詫び申し上げます。ぺこり。

深夜であったために道路は空いていて約1時間で鎌倉からカミさんが合鍵を届けてくれましたが、呼び出したのがもうベッドに入っていた時間であったため、何らかの“罪滅ぼし”が必要となり、八甲田山荘でたまたま“青森ねぶた祭”の話になって「とても素晴らしい祭だから一度は見ておいた方が良いよ」と言われていたのを思い出し、「夏になったら青森ねぶた祭に行こうね」ということになったのでした。


綺麗なねぶたも感動的ですが、跳人(はねと)※踊り手と観客が一体となって熱く盛り上がるのも魅力的です。

綺麗なねぶたも感動的ですが、跳人(はねと)※踊り手と観客が一体となって熱く盛り上がるのも魅力的です。


青森ねぶた祭(6日間)に続いて秋田竿燈祭(4日間)があり、東北三大祭(もう一つは仙台七夕祭)のうちの二つの祭を巡るツアーが良さそうなので、早速それに申し込むことにしました。
日本の祭は、流行り病であったり、台風や渇水など自然災害による飢饉などが起きぬよう、神さまにお祈りしたことが始まりのようですが、無病息災を願う青森ねぶた祭と五穀豊穣と厄よけを願う秋田竿燈祭ともに、当時の人々の衛生面や食糧事情、そして医療技術と自然環境を考えると、祭を司る目的は必然だったように思います。いずれの祭の起源も200~300年以上の歴史があるようですが、その根拠は定かではないようです。

ねぶたを作る人のことを「ねぶた師」と呼び、その中でも特に優秀なねぶた師は「ねぶた名人」と呼ばれ、今は数人しかいないようです。
父で第6代目名人である北村隆氏に師事し、女性で初めてねぶた師となった北村麻子さん(41)は、昨年8月放映のTBS「情熱大陸」でも特集されたので、それをご覧になられた方はねぶた作りにすべての情熱を注ぐねぶた師の生き様に感動されたかと思います。つづく。

最近の記事

関連する記事