Vol.20 危険な海洋生物について

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生態を知ることで予防は可能

海洋性レジャーやマリンスポーツに親しむ上で、海の生物や環境を知ることも大切です。海浜では多種多様な生物との出会いがありますが、その中にはあらかじめその生態を知らずにいることで、刺されたり、かまれたり、触れたりすることが原因で痛みや腫れ、出血などの外傷を及ぼす生物がいます。

そのほとんどが餌になる小動物を捕るためであったり、自らを外的から守るための防衛的な機能であることが多く、意志を持って人を襲う性質を持った海洋生物はいませんので、私たちがそれらの生態を知り、むやみに近づかないようにすることで、多くの場合は予防が可能なのです。

しかしそれらの中には、頭痛、嘔吐(おうと)、呼吸困難、けいれんなどの全身症状をきたすような毒性をもつものがあり、ひどいと死に至るケースもあることを忘れてはいけません。

危険な海洋生物

下記の生物の大半のものは、水族館などで見ることができます。

トゲに毒のある魚

  • ハオコゼ
  • オニダルマオコゼ
  •    背びれのトゲに毒がある

  • ミノカサゴ
  •    背びれ、腹びれ、尻びれのトゲに毒がある

  • ゴンズイ
  •    背びれ、胸びれのトゲに毒がある

  • アカエイ⇒ をご参照ください
  • ヒラタエイ
  • ツバクロエイ
  •    尾の根元にある長いトゲに毒がある

  • アイゴ
  •    背びれ、腹びれ、尾びれのトゲに毒がある

    など

    毒をもつクラゲ

    Vol.21 くらげ をご参照ください。

  • カツオノエボシ
  • アカクラゲ
  • アンドンクラゲ
  • カギノテクラゲ
  • ハブクラゲ
  • 毒をもつ生物

    Vol.24 毒を持つ生物 をご参照ください。

  • ヒョウモンダコ
  • アンボイナ(イモガイ)
  • ウンバチイソギンチャク
  • ラッパウニ
  • オニヒトデ
  • ガンガゼ
  • ガヤ
  • サンゴ
  • ウミヘビ
  • その他

    Vol.25 その他の危険な生物 をご参照ください。

  • 微小な生物
  • ◯甲殻類の幼生(通称:チンクイなど)⇒Vol.23 チンクイ をご参照ください。

  • 歯の鋭い魚
  • ◯サメ

    ◯ウツボ

    ◯カワハギ

  • 光に集まる習性のある魚
  • ◯ダツ

  • トゲのある生物
  • ◯ムラサキウニ

  • 形状が固く鋭利な生物
  • ◯フジツボ

    ◯カキ

    ◯カメノテ