Vol.11 打撲

a2d2f5a2bb650ce4f445903e81300040_打撲トップ

身体の一部を強くぶつけた!

岩場や岸壁で転んだり、サーフボードなどに強く打ちつけるなど、身体の一部に何かがぶつかり、その部位にケガをすることは誰もが経験していることでしょう。

「打撲(だぼく)」とは…

打ったりたたいたりすることで受けるケガのこと

強い衝撃を受けてたり、何かにぶつかって打ちつけることです

全身のあらゆる部分に打撲はおこります

≪症状≫

打撲の部位により症状は違いますが、共通して見られるのは、次の症状です

  • 痛みが出る
  • 腫れてくる
  • 皮膚の色がかわる(赤くなる/紫色になる)
  • 熱をもつ   etc.
  • ~頭を打った場合~

  • 頭痛がおこる
  • 意識がなくなることがある
  • 一時的に記憶を失うことがある
  • 気持ちが悪くなり、吐いたりすることがある
  • 全身にケイレンをおこすことがある
  • ~関節を打った場合~

  • 関節に痛みがある
  • 関節の動きが悪くなる
  • ≪手当≫

  • まず安静にして、座ったり横になって身体を動かさないようにする
  • すぐに氷水などでケガした部位と周囲を冷やす
  • 音手足の場合はタオルや包帯などで覆(おお)い圧迫する
  • ~キズがある場合~

    擦り傷や切り傷がある場合は、先にキズの手当を行なう

    ~頭の打撲の場合~

  • 静かに寝かせて、意識の状況を観察をする
  • 少しでも意識障害があったり、意識を失ったりした場合はすぐに119番通報する
  • いずれにせよ、医療機関(脳外科)の受診をする
  • ~おなかや胸を打撲した場合~

  • 静かに寝かせて、全身の観察をする
  • 意識障害があったり、痛がったりして少しでも様子がおかしいようであれば、すぐに119番通報する
  • いずれにせよ、医療機関(外科)の受診をする
  • ≪注意する点≫

    頭や、胸、おなかの打撲は、意識や全身の観察が大切です。本人が「大丈夫」と言っていても時間がたって様子が変わるかもしれず、必ず医療機関の受診をします。

    腕や脚、関節の打撲は、骨折を伴っていることもあるので、痛みや腫れが少ない場合でも医師の診察を受けることが大切です。