ナッカルビのウラナミ『放射線にも打ち勝つミニチュア・サバイバー』

ナッカルビ

ナッカルビ
湘南生まれ、湘南育ちながら海との接点が乏しい半生を歩む…。 今は自分の趣味より家族を優先しがちな中年です。 会社で教わったSUPを趣味にできたら、うれしいな。IT局所属。

DALL·E 2024-04-19 10.54.38 - A detailed and vivid illustration of a tardigrade, also known as a water bear, in a fantastical microscopic environment. The image should show the tarのコピー



こんにちは、ナッカルビです。
今日は、タフな生き物として有名な、クマムシの魅力について話しましょう。
その愛らしい外見(?)からは想像もつかない、驚異的な生命力の秘密をご紹介します。


小さくても凄いクマムシ

クマムシは、その小さな体(体長0.1〜1.5mm)で驚くべき極限環境に耐えることができます。
高温や低温、深海や宇宙空間に至るまで、地球上で最も過酷な場所で生き延びることが可能です。

以下の動画では、クマムシがなぜ地球で最も強靭な生物の一つとされるのかを解説しています。

以下の動画は英語なので、YouTube の字幕機能と翻訳機能を駆使してご覧ください。

本来の寿命は短い(数十日程度)のですが、乾眠状態であれば30年もの時を越えて活動を再開できます。
更に他の生物が死に至る放射線量の1000倍以上を浴びても生き延びる能力があることが証明されています。
でも、一体どうしてこんなにタフなのでしょうか?


驚くべき放射線耐性

クマムシが放射線に強い理由は、その驚異的なDNA修復能力にあります。
最新の研究では、クマムシが放射線被害を受けた際に、そのDNAを素早く修復する能力が明らかになりました。
この能力によって、クマムシは他の生命体が耐えられないレベルの放射線でも生き延びることができるのです。

こちらの記事で、クマムシがどのようにして大量の放射線を耐えるのか概要を確認できます。

より詳細が知りたい方は、クマムシの放射線耐性に関するアメリカの研究グループの論文をご確認ください。
注意:この論文はプレプリントです。(査読前で科学界に承認されておらず、誤りが含まれている可能性がある)


その能力がもたらす可能性

この小さな生き物から学べることは大きく、放射線保護や病気治療など、人間の医療に役立つ可能性があります。
例えば、放射線治療を受ける患者を守る新しい方法や、宇宙飛行士の保護策の開発など、クマムシのDNA修復能力を応用した技術が期待されています。


クマムシと未来へ・・・

クマムシの最強っぷりには驚かされっぱなしです。
彼らの生命力からインスパイアされた新技術が、将来私たちの生活をより良いものに変えるかもしれませんね。

ほら、皆さんにもクマムシが可愛く思えてきたんじゃないですか?

とっても、可愛いでしょう?(ほんの少し美化しております・・・)

とっても、可愛いでしょう?(ほんの少し美化しております・・・)

では、次回もよろしくお願いします。

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