今年オープンした『静波サーフスタジアム PerfectSwell』に行ってきました!
場所は、静岡県牧之原市。静波海岸のすぐ近くです。
静波海岸及びサーフスタジアムは、東京2020オリンピック競技大会のサーフィン代表選手が事前合宿をおこなったことでニュースにも取り上げられていました。
このサーフスタジアムに行こうと決めた後に緊急事態宣言が発令され、時短営業などで当初の予定通りにはいかなくなってしまいましたが、日にちや時間を若干変更することで、なんとか対応できました。
行こうと決めたその日から、旅(気分はサーフトリップ)は始まります。
例えば、現地までの交通手段や道順、駐車場の有無やエントリーの方法、波質やポイント独自のルール・マナー、近くの美味しいお店などなど調べることは山ほどあります。
ウェーブプールでも同じで、やはり、波質は気になりますよね!
順番に崩れる良い波のことをマシーンウェーブと表現することがありますが、まさにそのもの、人工的に作り出された順番に崩れる波。現実化された夢の波に自分が乗れるのだ……。
YouTubeで探してみると、いくつも参考になる動画が上がっていて、何度も繰り返し見ては「うんうん、この感じね」などと、できる風なイメージがどんどん膨らんでゆく。
注意すべき点は、テイクオフに苦戦するということのようだ。
どの動画でも、ほとんどの人が「テイクオフの時に角度を合わせるのが難しい」と語っています。「リーフブレイクみたい……」とも。
それもふまえて、普段のサーフィンの時も常にテイクオフを意識して、できるだけリーフブレイクのポイントで練習するようにしました。
いよいよ、THE DAY 。
早めにチェックインし、所定の手続きを済ませて、身仕度を整え、体をほぐす。
時間はぴったり1時間で、1セッションにつき10人。
インストラクターから「壁のピンクの看板を目印に、波が発生したらカレントに引っ張られないようにパドルでキープして、プール外の目印(レフトとライトで違う)にノーズを向けて思い切りパドルする」というアドバイスを受ける。
(※ 選んだコースにより目印は変わります)
テイクオフに失敗するとどうなるか?
〈動作面〉
・置いていかれた場合→次の人の邪魔にならないよう、壁に沿って元の場所に戻る。
・板が引っ掛かったが立てない、又はテイクオフの瞬間に落ちてしまった場合→サイドの岸側にパドルしてライディングコースから速やかに出る。
〈心理面〉
・1本無駄にしてしまったという金銭的なダメージを受ける。
・海では結構いけているというプライドが危機に晒される。
・パドルバックの時に周りの視線が気になる。
ドキドキしながら待っていると、自分の番がやってきた。
自分が予習してきた全てのイメージをフル活用してトライ。
にもかかわらず、見事にテイクオフ失敗。
「波がぁ~ 」「perfect swellがぁ~」ただただ私の体の下を通り過ぎていったのでした。
「さようなら~」何事も起きなかったかのように、私は、壁沿いをパドルして元に戻り、列の最後尾に着く。
それからしばらくして、自分のまえにテイクオフに成功した主人が岸までのライディングを終えて列に並ぶ。
成功者と失敗者のタイムラグ。
この初セッション、約10本のperfect swellのうち私が少しでも横に滑れたのはたったの3本でした。
その晩、主人から、「ああいう時ってどんな気持ち?」
私の答え 「無」
無言、ではなく声に出して「ム」と答えました。
映像を見てみると、乗れなさ過ぎてとても可哀想にうつる自分がいました。
しかしながら、簡単でないのがサーフィンの面白いところ。静波合宿は始まったばかり。気を取り直して明日から再チャレンジ!
まだまだ、書きたいことはたくさんありますが、長くなってしまったので次回にします。
※ お役立ち情報(個人目線)
・1セッションより、数セッション予約していくと悔いがない。
・当日キャンセル待ちを活用する。
・誰かと一緒に行く場合、同じセッションを予約するよりも、別々にすると、お互いの撮影ができる。
・出来れば宿泊、海も、食も、景色も楽しむ。
https://www.surfstadium-japan.co.jp
※〈波伝説では、静波海岸のスーパーライブが新たに加わりました。こちらも要チェック!〉