2020年10月に湘南初の初動負荷トレーニング®指導提携施設「ワールドウィング湘南」がオープンし、その唯一無二のトレーニングと開放的なジム環境に、各方面のアスリートやスポーツ愛好家たちが訪れています。
今回の企画は「ワールドウィング湘南」を訪れるマリンスポーツの方々に、競技と初動負荷トレーニング®の関係性についてインタビューすることで、身体の使い方からケアに至るまで、トレーニングに対する考え方を深掘りしていくものです。

第5回目となる今回は、JPBA公認プロボディボーダーの大木幸子プロと、2021年の全日本サーフィン選手権大会女子ボディーボードで2位となった大木咲桜さんのお二人に話を聞きました。

スタッフ：「前編ではお二人が初動負荷トレーニング®を始めたきっかけや、実感いただいた効果などお伺いしました。後編ではボディーボードという競技について、もう少し詳しくお伺いしたいと思います。」

大木幸子プロ：「ボディーボードはお腹で乗って、自分の足がフィンという感じで、身体でラインを描きます。サーフィンと比べてボードが短い分、浮力が少なくて漕ぐ必要があるし、以外と動きも激しいです。」

スタッフ：「映像で拝見すると、スピンだったりサーフィンにない動きは大変魅力的ですが、身体への負荷も大きそうでした。」

大木幸子プロ：「着地は身体に衝撃を受けますし、首を反ったりひねる動きもあるので、もともと身体に痛みがあったり、間違った動きをするとダメージを受けやすいです。お腹から動かすのが大事で、それができないで手から動かしたりすると怪我をします。」

スタッフ：「根幹部が動かないと怪我をするというのはどのスポーツも共通なんですね。その中でもボディボードはまさにそうかもしれません。」

スタッフ：「ボディーボードを本格的にされている方、やりたいと考えている方のためにお伺いします。競技の中で何を一番意識されてますか？」

大木幸子プロ：「一番大事にしているのはとにかくいい波、掘れている波に乗ることです。そのコンディションの中で、できるだけいい波を選びます。」

大木咲桜さん：「私は一つ一つの技をキレよく行うのを考えています。そうすることでスピン一つとっても見栄えが違うし、時間をかけないことで波が崩れないからです。」

スタッフ：「動きのキレは確かに印象が違いますが、波が崩れないというのはマリンスポーツならではのメリットで面白いですね。」

スタッフ：「ここのマシンでお気に入りのもの、ボディボードの調子が良いものはありますか？」

大木幸子プロ：「お気に入りのマシンはマルチ（開脚のマシン）です。股関節周りが伸びるし、身体が温まってきて、体幹の芯の部分もほぐれる気がします。リズムよく動かすのがキッキングのリズムに似ているのも好きな点です。」
 

大木咲桜さん：「私はクラビクル（鎖骨のマシン）です。土日とかに海で練習して、ここに来るまでに日にちが空いたとき、実施前と後で一番変化を実感するのがクラビクルです。」

スタッフ：「トレーニングするタイミングはいつが良いと感じますか？」

大木幸子プロ：「試合前は絶対に来たいです。本当は毎日来たいけど、今は週3〜4回です。」

大木咲桜さん：「練習後にくるとガチガチになった身体がほぐれますし、身体が重たいと思って来ても、トレーニングすると楽になるので、私は練習や試合後がおすすめです。」

スタッフ：「初動負荷トレーニング®を検討されている方に一言お願いします。」

大木幸子プロ：「スポーツをしていない人でも、身体がとにかく楽になります。すべての人におすすめしたいです。」

大木咲桜さん：「忙しかったり、家から遠かったりで迷ってる人もいるかもしれませんが、来たら絶対に軽くなるので、ぜひ体験してみて下さい。」

スタッフ：「最後に、今後の目標をお聞かせ下さい。」

大木幸子プロ：「いいマニューバが描けるライディングを目指していきたいです。」

大木咲桜さん：「近い目標は今年2位だった全日本の優勝で、今後プロになったら、グラチャン※になりたいです。それと、自分の中の目標として、ボディボードの技ってスピンとかロールとかある程度決まっていますが、その中でも人と違うことをして、見た人をびっくりさせるライディングをしたいです。」

スタッフ：「ありがとうございました。」

※グラチャン（グランドチャンピオン）：年間通して開催されるJPBA主催の大会では、結果に応じてポイントが付与される。その獲得ポイントの上位の合計によってグラチャンが決定する。

大木幸子
出身：東京都、鎌倉在住
ホームポイント：由比ガ浜
プロ取得年：2018年

大木咲桜
出身：鎌倉
ホームポイント：由比ガ浜
2021年戦績
NSA全日本級別選手権大会二位
全日本選手権二位

次回のインタビュイーは19歳からサーフィンを始めて40年、長年サーフィンを愛好し、毎年ジャワ島にもサーフトリップに行かれる鈴木雅文さんです。
ワールドウィング湘南入会の際、こちらの記事を読んだとお伝えいただいた方に波伝説マスクをプレゼントいたします。

＜初動負荷トレーニング®とは＞
株式会社ワールドウィングエンタープライズ社代表の小山 裕史(やすし)博士が、発明・創案された画期的なトレーニング方法です。
国際特許を取得したB.M.L.T.カムマシン®を用いて行うトレーニング方法で、スポーツ界はもちろんのこと、医療や介護など様々な分野でも注目されています。
初動負荷トレーニング®は、反射機能の促進、神経筋制御の向上などの特徴から、スポーツのパフォーマンスにおける動作時の瞬発力や加速度、そしてパワーの向上、関節可動域の拡大、故障の防止などを目的として、数多くのプロアスリーツやオリンピック選手らに実践されています。
今ではアスリーツのみならず、リハビリや生活習慣病の予防に適した運動としての認知も高まってきており、B.M.L.T.カムマシン®を設置する病院や医療機関、介護施設が増加しています。

・全国の初動負荷トレーニング®指導提携施設一覧
https://www.bmlt-worldwing.com/publics/index/162/