辻堂で7月の最高気温更新!エリオット波動的に将来は真夏日は減少傾向か?|MINのウラナミVol.369

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MIN/社畜暦23年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は30年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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こんにちは、肩を壊してこの夏まだ一度もサーフィンできていないMINです。

今年も、各地で猛暑日となっていることが連日のようにテレビで報道されていますが、波伝説のオフィスがある「辻堂」も例外ではありません。7月18日(火)には36.3℃を記録したことが報道され、7月に観測された気温としては、観測史上最高でした。

36.3℃と聞きますと、40℃近い地域に関する報道が多い中で「なんだ、そんなもん?」と思うかもしれませんが、観測地点が海から200〜300mしか離れていない辻堂で36.3℃は異常とまで思ってしまいます。

では、7月の辻堂における36.3℃がどれだけ普通ではないのか、過去データを元に考えてみましょう。
 
 

辻堂における7〜9月の真夏日・猛暑日

1992年に辻堂で観測が始まってから2023年7月26日までの7〜9月のうち、全2878日中で30℃以上の「真夏日」を記録したのは1026日もありました。しかし、35℃以上の「猛暑日」となったのはたった16日しかありません。そのうち、7月に猛暑日となったのは、先日の他に2004年7月21日の36.2℃、2014年7月25日の35.6℃の計3日しかありません。

猛暑日という言葉はテレビでよく耳にするものの、過去データを見ると辻堂では稀であることがわかります。その理由は、夏はサーマルウィンドという陸上と海上の空気の温度差によって生じる海風(オンショア)が毎日のように吹き、海上を通った空気は海水によって冷やされるため、海から近い辻堂ではそう簡単には気温が35℃以上まで至らないのです。

辻堂と一色の海水温 - 2023-07-27T201753.017
 
ところで、「温暖化が進んでる」とか「昔より暑いよね」と口ではいうものの、実際にどれだけ暑くなっているのでしょうか。

下のグラフは、7〜9月に観測された真夏日・猛暑日となった日数を年別に並べたグラフなのですが、期間後半になってからは、真夏日となる日数が30日や40日を超える年がほとんどで、それに伴って毎年のように猛暑日となる日が発生しています。

スクリーンショット 2023-07-27 19.31.36
 
明らかに、以前と状況が変わってきているというのがわかりますね。
 
 

真夏日の発生日数が将来は減少傾向?

一方で、少し面白いなと思ったのが、過去30年の真夏日となる日数の変化が、エリオット波動の推進5波を思わせるような変化傾向になっていることです。

スクリーンショット 2023-07-27 19.37.27
 
エリオット波動とは、株価や為替相場の変動を予測する際に用いられるテクニカル分析手法の一つです。相場にはパターンがあり、一定のサイクルを繰り返しながら動いていくという、米国の経済哲学者であるラルフ・ネルソン・エリオット氏が確立した分析理論です。

エリオット波動の基本形は、下図のように推進5波・修正3波です。例えば相場が上昇トレンドの場合、5つの波動を描いて上昇し、3つの波動を描いて下降します。

エリオット波動の基本形
 
昨今、地球の温暖化あるいは気候変動などによって真夏に高温になりやすくなっていると言われていますが、辻堂の真夏日となった日数の増減がエリオット波動ににていることから、もしかしたら向こう10〜15年は減少傾向となるのではないでしょうか?

科学的な根拠はいっさいありませんが、相場は売りと買いのエネルギー、気象も冷たい空気と温かい空気のエネルギーのバランスによって変化するものですから、このグラフを見て「ありえなくないな」と密かに期待してしまいました。

その通りになってくれると良いのですが、皆さまは過去のデータをご覧になってどのような感想を持たれましたか?まだまだ酷暑、残暑が続きそうですので、熱中症や激しい温度変化による体調不良に十分お気をつけください。

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