KOBUのウラナミ『さよなら、竜宮城』

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KOBU:何となくで始めたサーフィン。気づけば3度の飯よりサーフィン!という程にのめりこみ、現在はプロサーファーとして奮闘中! 特技は麺上げ、趣味はお絵かき。現在、サーフアーティスト” KOBU。”としての活動も行っています。

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小田急江ノ島線の終着駅、片瀬江ノ島。
観光地としても知られている此処は、ホームに降りるとすぐに潮の香りが漂い、
土日や祝日には、この香りに誘われた家族連れや友達同士、カップルなどがいつもより少し気持ちを高ぶらせて訪れます。

平日はといえば、土日の華やいだ雰囲気から少しトーンダウンし、海沿い独特の何とも言えないゆったりとした心地よい空気が流れています。

ここ片瀬江ノ島の名物といえば、江ノ島展望台、水族館、海…そして、駅舎です。

約90年前に造られたこの駅舎は、海の近くであることから竜宮城をイメージして造られたようで、改札口を出て振り返ると、赤く染められた外壁に緑の屋根、そして金色の角が生えた、何とも珍しい駅舎の全貌が現れます。
海外から訪れてくる人々も多く、みんな思い思いに駅前で写真撮影する姿が見られ、名物駅舎だということが伺えます。
考えて見れば、駅前でこれだけ多くの人が写真を撮るというのは、なかなか他の駅では見られない光景なのではないでしょうか。
この光景を見ると、それだけ珍しく、それだけ沢山の人に愛されている駅舎なのだと改めて思わされます。

そして多くの人々に愛されるこの駅舎が、老朽化と2020年の東京オリンピックに合わせてリニューアルすることとなりました。
江ノ島ヨットハーバーは、2020年の東京オリンピックのセーリング競技会場に決まっており、1964年の東京オリンピックでもセーリング競技会場として使われてから2度目の晴れ舞台。
オリンピックを皮切りに、一つの時代を見守ってきたこの駅舎がまた新たに生まれ変わるというのは、楽しみではあるものの、やはり少し寂しい気持ちにもなります。

私が此処へ初めて訪れたのは約10年前。
その時の私は、初めてサーフィンをするというワクワク感と少しの不安感をもって
この竜宮城の改札口を出たことを覚えています。
それからは毎日のようにこの駅へと降り立ち、気づけば私の生活のほとんどがこの片瀬江ノ島を中心に廻り始めていました。

あれからあっという間に10年。
初めて竜宮城の改札口を出た時の事が昨日のことのように思い出され、なんだか少し、自分が浦島太郎にでもなったかのような気分です。

すでに来年に向けてリニューアル工事が始まった竜宮城。
さらに愛されて活気ある駅舎となり、形は変われど、これからもたくさんの人々の生活を見守り続けてくれることでしょう。
(なお、片瀬江ノ島駅から江ノ島YHまでは徒歩で15分くらいです) 

KOBU.
 
 

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