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Hのウラナミ『空の小さな番長』
カテゴリ:H 記事:H
先日、江ノ島の磯に行った際に三脚付きの望遠鏡を立てたものものしい装備の人たちが、崖に向かって一生懸命何かを探している様子でした。崖は磯から50メートルほど切り立った絶壁で所々に松の木が生い茂っているのですが、どうやら望遠鏡の人たちはその松の木に焦点を合わせているようでした。
なんだろうと思い、僕もその松の木の方向を凝視したのですが、よくわかりません。ただ望遠鏡はかなり高そうですし、一眼レフのものすごい望遠レンズ付きのカメラを持っている人もいるので、何かのシューティングであることは確かです。
恐る恐る人垣の後ろの方に居る人に尋ねてみると、どうやらシューティングの対象はハヤブサの巣と言うことでした。湘南ではトンビはとても身近な鳥ですが、ハヤブサは初耳でした。そうこうしているうちに皆さんの動きがあわただしくなり、やがて一羽のツバメのような鋭い飛び方をする鳥が松の木に降り立ちました。これがハヤブサです。トンビと比べると小ぶりです。大きなカラスよりも少し小さめに見えるくらいかもしれません。体をコンパクトに縮めて高速で飛んでいる印象です。
それにしても、すごくアグレッシブかつスピーディーな飛び方! まるで性能の良いジェット戦闘機のようです。大柄なトンビも、集団で幅をきかせるカラスも、皆蹴散らされているようです。少しでもハヤブサが近付くと、慌てて逃げて行きます。体は小さいのに大したものです。
以前にテレビニュースで、どこかの市役所が女子高生の鷹匠(たかじょう)に頼んでカラスの駆除をしていました。その時に動員されていたのも二羽のハヤブサでした。そのニュースでは、鷹匠がハヤブサを腕に乗せてカラスたちの根城である木に近づくだけで、一斉に百羽位のカラスが鳴き声をあげながら逃げていました。すごい威力でした。鷹匠の女子高生と区役所の職員らによると、一度ハヤブサを見せると数日は根城には戻らないし、一回飛ばせると1週間以上は根城に戻って来ないそうです。
そんなすごい鳥が身近な江ノ島に住んでいるとは知らなかったので、少し感動してしまいました。とにかくカッコイイ鳥です。また時間のある折にあの胸のすくような流麗な滑空をゆっくりと見て、元気をおすそ分けしてもらいたいものです。
H
H [1546] (2012/07/23(Mon) 00:00:00) HOME
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