バスコ・リベイロとマヒナ・マエダが、アリアンツASP-WJCで優勝。安井拓海は5位。

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Vasco Ribeiro and Mahina Maeda, 2014 ASP World Junior Champions
Image: ASP/Poullenot

 

 

プラヤ・デ・リベイラ・ディリャス、エリセイラ/ポルトガル(2014年10月 29日水曜日)ASPワールドジュニア・チャンピオン決定戦である ASP-WJC「アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は、クリーンな3~4フィートのリベイラ・ディリャスで大会最終日を迎え、バ スコ・リベイロ(PRT)とマヒナ・マエダ(HAW)が見事チャンピオンに輝いた。

 

バスコ・リベイロは、ASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得した初のポルチュギー・サーファーとして歴史に刻まれる。「この気持ちを説明する言葉が見つからないです。僕をサポートしてくれた多くの人々に本当に感謝したいです。」と、リベイロが言った。

 

「長い一週間でした。特に今日は4回もサーフィンしましたね。ファイナルは、プ レッシャーがなく戦えました。ただ良いサーフィンがしたいと思っていました。イタロが素晴らしいサーファーだと言うことは分かっていたので、何かビッグな ことを決めなくてはと思っていたんです。」

 

リベイロはアーリーラウンドから勢いを増して、イタロ・フェレイラ(BRA)とのファ イナルで、彼のベスト・パフォーマンスを披露。2本の9ポイントをマークし18.63のヒートトータルでの圧勝となった。ASPヨーロピアン・ジュニア・ チャンピオンのリベイロは、今大会で最初から注目の選手で、ジョシュア・モニーツ(HAW)デイヴィッド・シルヴァ(BRA)という、優勝候補の選手達を ファイナルまでに下して、王冠を手にした。

 

第2位となったイタロ・フェレイラ(BRA)は、 イベントを通して素晴しいバックハンドを見せて、ファイナルまで勝ち進んだ。しかしファイナルでは、リズムを掴めずにコンビネーション・シチュエーション に追い込まれた。フェレイラは2週間前にエリセイラで行われたカスカイス・ビラボン・プロでもクオーターファイナル進出を果たし、QSランキングでカレン ト・ワールドNo.8となっている。

 

「第2位になれて最高です。波も再びサイズアップして素晴らしい一日でした。」 と、フェレイラが言った。「ここは素晴しい場所ですね。自分のバックハンドでのサーフィンも最高でした。バスコは良いサーフィンをしていましたね。彼にお 祝いを言いたいです。自分にとって今年はジュニア最後の年です。いま自分のフォーカスは、ブラジルとハワイのプライムにシフトしています。」

 

Mahina Maeda (HAW) - ASP / Damien Poullenot/ Aquashot

Mahina Maeda (HAW)
- ASP / Damien Poullenot/ Aquashot

 

素晴しいスコアを叩き出して、ASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得した16歳のマヒナ・マエダ。来シーズンはQSツアーでワールドベストに対して、ネクスト・レベルで彼女が活躍する姿を期待したい。「信じられません。本当に最高です。」と、マエダが言った。

 

「昨年のエラ(ウィリアムズ)の優勝が、自分に勝利への自信と強い衝動を与えました。自分には可能性があると感じていました。そして、ここに来て、ヒートごとサーフィンして勝ち上がって行ったんです。私をサポートして下さった皆に感謝したいです。」

 

マエダは名声あるタイトルと共に、来年行われる全てのメジャーQSイベントにおいて、 ハイエスト・シード・ラウンドから出場出来るワイルドカードを獲得。これは、サムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーへクオリ ファイを目指す彼女に大きなアドバンテージとなるだろう。

 

Takumi Yasui (JPN) - ASP / Damien Poullenot/ Aquashot

Takumi Yasui (JPN)
- ASP / Damien Poullenot/ Aquashot

 

今回のワールドジュニアには、日本代表として大原洋人、新井洋人、仲村拓久未、安井拓海、塚本勇太、村上舜。ウイメンズで野呂玲花、田代凪沙が出場。JPSAなどでも活躍する喜納海人もハワイチームとして出場。安井拓海がクオーターファイナル進出を果たし、WJC初出場にも関わらず、見事5位入賞を果たした。

 

毎年、世界のトップジュニアのサーファー達のレベルの高さに驚かされるイベントであるが、今年のチームジャパンのサーフィンは光るものがあった。

 

昨年初めて男子全員がラウンド3に進出。ラウンド4へ2人、セミファイナルへ1 人という成績を収めた日本チーム。今年はラウンド3に5名が進出。ラウンド4へ2人、クオータファイナルへ1人と、結果的には、昨年を上回ることは出来な かったが、来年に繋がる収穫のあったイベントとなったのではないだろうか。今年、安井拓海がWJC初出場で5位という成績は、今後への明るい材料を 残したと言えよう。更なる世界の頂を目指してがんばろう!日本!

 

 

WJC日本代表結果

メンズ  安井拓海/5位、大原洋人/9位、新井洋人/17位、仲村拓久未/17位、村上舜/17位、塚本勇太/33位、
ウイメンズ  野呂玲花/9位、田代凪沙/13位

 

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ASP-WJC「2014アリアンツASPワールド・ジュニア」はポルトガルで今日から開幕。

アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップがポルトガルのエリセイラで開催。

 

アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・ファイナル結果:
優勝:バスコ・リベイロ(PRT)18.63
2位:イタロ・フェレイラ(BRA)12.77

 

アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ・ファイナル結果:
優勝:マヒナ・マエダ(HAW)13.56
2位:テサ・タイセン(GLP)13.17

 

アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・セミファイナル結果:
SF 1:イタロ・フェレイラ(BRA)16.80 def.トーマス・フェルナンデス(PRT)16.50
SF 2:バスコ・リベイロ(PRT)15.34 def.デイヴィッド・シルヴァ(BRA)13.83

 

アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズのセミファイナル結果:
SF 1:テサ・ティッセン(GLP)9.67 def.チェルシー・トゥアク(BRB)8.67
SF 2:マヒナ・マエダ(HAW)15.93 def.ブロンテ・マコーレー(AUS)11.33

 

アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・クオーターファイナル結果:
QF 1:トーマス・フェルナンデス(PRT)13.90 def.ソリ・ベイリー(AUS)12.14
QF 2:イタロ・フェレイラ(BRA)16.00 def.ノー・マー・マクゴナグル(CRI)7.50
QF 3:デイヴィッド・シルヴァ(BRA)17.77 def.マテイア・ヒクリー(PYF)6.04
QF 4:バスコ・リベイロ(PRT)14.17 def.安井拓海(JPN)13.00

 

アリアンツASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズR4結果:
ヒート5:マテイア・ヒクリー(PYF)15.34 def.レオナルド・フィオラバンティ(ITA)12.50
ヒート6:デイヴィッド・シルヴァ(BRA)12.83 def.トム・クローラック(FRA)12.60
ヒート7:バスコ・リベイロ(PRT)14.66 def.ジョシュア・モニーツ(HAW)11.00
ヒート8:安井拓海(JPN)13.24 def.。カノア五十嵐(USA)10.96

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