『MURASAKI SHONAN OPEN』、ルーエル・フェリーペ(BRA)優勝!

ルーエル・フェリーペ(BRA)

World Surf League(WSL) Japan Regional Tour Men’s Qualifying Series(QS) 1,500『MURASAKI SHONAN OPEN 2015』:
Round of 32、Round of 16、Quarter-finals、Semi-finals、Final:
神奈川県藤沢市/湘南/鵠沼海岸:
2015年 7月18日・土曜日:

2015 World Surf League(WSL) Japan Regional Tour Men’s Qualifying Series(QS) 1,500『MURASAKI SHONAN OPEN 2015』は、2015年7月14日(火曜日)~7月20日(月曜日・海の日)までのウェイティング・ピリオドを設け、神奈川県藤沢市「鵠沼海岸」にて開催。このイベントは、2015 WSL Japan Regional Tourの第2戦目となり、日本国内のプロフェッショナル・コンペティションでは最高峰のビッグ・イベントである。

イベントDay 5、台風一過の素晴しい陽気となり、サイズダウンしつつもライダブルなスウェルを残した日本を代表するサーフゲレンデ「鵠沼海岸」。ファーストコールの午前7時を向かえ、オフィシャルは午前7時30分のオープニングRound of 32 Heat 1からゲームを再開させ、Round of 16、Quarter-finals、Semi-finals、Finalまでを終え、この日をDay 5をイベントのクライマックスとした。

数々の素晴しいコンペティション・サーフィンが披露されたファイナルデー、もうひとつのFinal Heatと呼べるほどに素晴しいハイレベルなシーソー・ゲームとなったsemi-finals Heat 2。日本を代表するワールド・サーファーの1人「大橋海人(日本)」と、南アフリカで開催されたWSL QS 10,000「Ballito Pro」において、見事に5位入賞を果たして世界ランキング26までジャンプアップさせ、来シーズンの「Championship Tour(CT)」クオリファイの扉を引き寄せている「カノア・イガラシ(アメリカ合衆国)」とのマッチアップ。

ヒート開始早々、まずは大橋がフォアハンドのアタックをコンビネーションさせて6.00ポイントをスコアし、クイックスタートを魅せてリードを奪おうとするものの、イガラシはすぐさまフォアハンドのアタックで6.50ポイントをスコアしてゲーム・オン。ヒート中盤に入り、大橋は素晴しいリエントリーとロールイン・アタックのコンビネーションを魅せて7.50ポイントをスコアして逆転するものの、イガラシは高々と舞い上がる大きなスプレーともにハイスピードなビッグ・スナップを決めて再逆転。ヒート残り時間5分、レフトへのセットをつかんだ大橋は、素晴しいストレートアップと焼け付くようなカーヴィング・ドリフトをコンビネーションさせてエクセレントな8.25ポイントをスコア。アメリカン・ヤング・スターとの凄まじいハイスコア・バトルを制した大橋は、大勢の地元サポーターたちの前でついにFinal Heatへと進出。

『MURASAKI SHONAN OPEN 2015』in the Final。日本サーフィン界の期待を背負うホーム・アスリート・サーファーの「大橋海人(日本)」と、世界QSランキング84位のワールド・トップ・サーファーの1人「ルーエル・フェリーペ(ブラジル)」との最高のマッチアップを迎えた。

Finalの主導権を握ったのはフェリーペ。4.00ポイントでクイックスタートしたフェリーペは、続けてバックハンドのソリッドなビッグ・スナップをコンビネーションさせると、エクセレントに近い7.75ポイントをスコアして大きくリード。この日5ラウンド目を戦う大橋は、イガラシとのハイレベルなSemi-finalsが自身のピークだったと思えるようなワイプアウト。

ヒート中盤にかけて、ブラジリアン・ストームを日本に持ち込むフェリーペにエクセレントな8.50ポイントをスコアされ、コンボ(コンビネーション・シチュエーション)に追い込まれる。だが、大勢の日本人サポーターたちが静まりかえった直後、レフトへのセットをつかんだ大橋は、ディープなボトムターンからのバーティカルなストレートアップ、ハイスピード・リエントリー、そしてスタイル溢れる大きなハンド・ムーヴを加えたビッグ・パワフル・カーヴィングをコンビネーションさせ、Finalハイエストとなる8.65ポイントをスコアしてゲーム・オン。さらに大橋は、ヒート残り時間6分30秒のところで、再び目の覚めるようなサムライ・チャージを魅せて7.25ポイントをスコア。コンボのシチュエーションから16.00ポイント対15.59ポイントまで、信じられないような怒濤の追い上げを魅せた大橋だったが、ここで無念のタイムアップ。わずか0.1ポイントという大接戦のエキサイティングなFinalを制したフェリーペが、WSL Men’s QS 1,500『MURASAKI SHONAN OPEN 2015』のチャンピオンに輝いた。このイベントに勝利したフェリーペは、「WSL QS世界ランキング」57位にまでジャンプアップさせ、CTエリート・ツアーへのクオリファイのための大きなステップを踏んだ。

「初めての日本で、素晴しい波に恵まれ、大勢のファンの方たちも応援してくれて本当に最高です!」と、フェリーペは語った。「このイベントの直前、わたしの大切な家族の1人が亡くなり、その家族のニックネームは”ジャパニーズ”でした。わたしは家族のために大好きな日本で勝利することを誓い、今は本当に感無量な思いでいっぱいです……。」と、続けてフェリーペは語った。

「大勢の地元サポーターのみなさんたちの前で優勝したかったです。」と、大橋は語った。「もちろん優勝できなくて残念な気持ちはりますが、トップ・シードのワールド・サーファーの1人であるフェリーペは、イベントを通して際だったパフォーマンスを披露していて、優勝に値する素晴しいサーファーでした。地元の海と大勢のサポーターのみなさんの前で、全力を出し切った良いパフォーマンスができて、このイベントを支えてくれたすべてのみなさまに対して本当に感謝しています。」と、続けて大橋は語った。

日本の夏を代表する神奈川県の湘南海岸において、プロフェッショナル・サーフィンのショートボード、ロングボード、ボディーボード、アート・ショー、ミュージック・ショーなど、国内最大のビーチ・イベントとして開催される「MURASAKI SPORTS presents SHONAN OPEN 2015 supported by NISSAN」は、7月20日(月曜日・海の日)まで開催される。

※2015 WSL QS 1,500『MURASAKI SHONAN OPEN 2015』Final Results:

1st:
「Luel Felipe(BRA)」

2nd:
「Kaito Ohashi(JPN)」

3rd:
「Kaito Kino(HAW)」、「Kanoa Igarashi(USA)」

5th:
「Kan Watanabe(JPN)」、「Dylan Goodale(HAW)」、「Ian Clane(USA)」、「Kalani Ball(AUS)」

※最新の公式イベント・ステータスについては、「WSL Japan Regional」ホームページのトップ中央に表示される「最新トピックス」、またはWSL Japanオフィシャル「Facebook」などのソーシャル・ネットワークをご確認ください。

※2015 WSL QS 1,500『MURASAKI SHONAN OPEN 2015』は、インターネットによってライブ中継されます。直接会場にお越しできない方は、インターネットによるライブ中継をお楽しみ下さい。
http://www.worldsurfleague.jp

■主 催:湘南オープン実行委員会(藤沢市、藤沢市観光協会他)
■公 認:WORLD SURF LEAGUE JAPAN
■協 力:一般社団法人日本サーフィン連盟 湘南藤沢支部
■後 援:藤沢市、株式会社湘南なぎさパーク
■特別協賛:株式会社ムラサキスポーツ
■協 賛:日産自動車株式会社、GoPro、スケッチャーズ合同会社、ハーレージャパン株式会社、プーマジャパン株式会社、
※順不同

※2015 WSL QS 1,500『MURASAKI SHONAN OPEN 2015』のライブ中継、公式結果、写真、ニュースなどの詳しい詳細については、以下のイベント公式ページよりご参照願います。
http://www.worldsurfleague.jp

※WSL World Tourについてのさらなる詳しい詳細については、WSLインターナショナルページからご参照願います:
http://www.worldsurfleague.com/

※WSLインターナショナル日本語訳記事と、WSL Japan Regional Tourについてのさらなる詳しい詳細については、「WSL Japan Regional」ページからご参照願います:
http://www.wsljapantour.com/

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