KYのウラナミ『テスト』

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KY:防災士。『波伝説カー』と共に海から海へ… 16年目にして、その移動距離は月迄の380,000kmを2往復目に突入しています!

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皆さんはお住まいの地域の「防災メール」を活用されているでしょうか?

防災・防犯などの緊急情報を携帯電話やパソコンに電子メールで配信するサービスです。

配信する緊急情報は、地震や津波、台風などの防災避難情報や火災発生情報、不審者や行方不明者に関する情報など。「防災行政放送が聞き取りにくい」、「勤め先が市外なので火災の発生を知る手段がない」などという方でも正確な情報を素早く受信することができ、防災や防犯に役立ちます。

登録料と情報料は無料です。
私の場合は「防災行政放送が聞き取りにくい」ので始めました。

以前は携帯に登録していたのですが、意外にもそのメールがあまりに頻繁に来るので(火災発生・鎮火・もしくは誤報など)そのたびにメールを開くと、だんだんと煩わしくなってしまい、家のPCに送信されるように変更して、その状態で何の問題も無く防災のメールを活用できていました。

先日、家でのんびりしていた時のことです。外から防災行政放送が流れてきました。

「……○○○……○○○」何を言っているか聞こえません。次に、あの「緊急地震速報」の音がハッキリと聞こえてきました。

緊張感が走りました。

家の中で身構えて地震が来るのをしばらく待ちましたが、……きませんでした。

急いで防災メールを確認したところ、「テスト」だったそうです。

防災の日などに同じような訓練と試験放送がある場合は、何日も前から告知しているので、普段は私も自然にメールを確認していましたが、今回のは“不意打ち?”でビックリしてしまいました。

ところが、実は“不意打ち”ではなく、テストの告知メールは前日に届いていたのです。

休日の前だったので、なんとなくメールチェックせずに寝てしまったのですが、これでは、活用できているとはいえませんね……。

私にとって今回のこの「テスト」は、もう少し普段から防災について意識しておかないといけないのだ、と感じさせる「抜き打ちテスト」になりました。

トップの写真は、今年の春に行ってきた“つくば防災科学研究所”で、年に一度開催される一般公開のなかの「Dr.ナダレンジャ-・ショー」の様子です。

液状化現象を再現できるペットボトルの模型を作ったり、地震でビルが揺れる仕組(固有振動数・共振など)をスポンジや紙など身の回りの物を使って説明してくれたり、と楽しみながらとても勉強になるショーでした。

このように子供たちが楽しめるイベントや専門的な実験施設を見ることができるなど、幅広い年齢の人たちが関心を持つような催しになっているので、興味のある方は是非行ってみる事をお勧めします。

Dr.ナダレンジャーの正体は防災科学技術研究所総括主任研究員の納口恭明さん。北海道大学大学院修了後、防災科学技術研究所(当時:国立防災科学技術センタ-)に勤務。研究活動に加え「子どもにも分かるように話さないと大人にもわからない」持論に基づき、イベントや学校への出前授業をこなしてる方です。雪崩(なだれ)の研究をされているので、ナダレンジャーなのだとおっしゃっていました。

全国にある地震観測網をLEDで表示する日本列島立体模型

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地震計(津波)

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