唐澤予報士のウラナミ『足の裏の痛みとともに』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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先月、公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(通称B&G財団)に招かれて、沖縄に気象・海象の講習にいってきました。B&G財団とは、海洋性レクリエーションをはじめとする自然体験活動などを通じて、次代を担う青少年の健全育成と幼児から高齢者まで国民の皆様の”心とからだの健康づくり”を推進している財団です。

今回は青少年に海洋レクリエーションを指導する方が、日本中から沖縄のB&G財団の施設に集まって受ける各種講習の一環として、自分が海の天気の講義を行わせていただきました。

講習は午前中の三時間ほどで、本来であれば、講習の前日に沖縄に入って施設に移動し、翌日の午前中に講習を行い、昼からは空港に移動して夕方の便で沖縄を発つという一泊二日のスケジュールで大丈夫だったのですが、そのほかの営業の仕事も沖縄で行いたいために、無理を言って二泊三日の行程にさせてもらい、講習の前々日に沖縄に入りました。なので、1・2日目の日中は営業で沖縄の釣具屋さんなどを回ったのですが、営業業務に入る前となる朝には、沖縄本島最南端のスーサイドポイントでサーフィンをさせてもらいました。

自分は、大学の四年間を沖縄で過ごし、サーフィンも沖縄で始めており、このスーサイドポイントには、多かった年では150~200日ほど通っていました。今回は数年ぶりの沖縄およびスーサイドポイント。あれほど通っていたにもかかわらずに、やはり年を経るにつれて変わってしまったものがあります。
それは、足の裏の硬さ! 
ご存じの方も多いかとは思いますが、沖縄のサーフポイントの多くがコーラルリーフ、珊瑚の棚でできています。この珊瑚の棚がまだ生きているために、ギザギザととがっていることもあります。本土から沖縄にサーフトリップに行く際にはリーフブーツが奨められるほどです。ただし、自分が現役大学生だったころには、足の裏がリーフに慣れており、まったくではないものの、そんなに足の裏を切ることはありませんでした。なのに、今回は、たった二泊三日の行程中で入ったというだけなのに、見事にリーフでぱっくりと足の裏を切ってしまったのでした。さほど大きなけがではありませんが、数日は歩く際に痛みを感じました。

さて、そんな沖縄からの仕事から帰ってきてすでに一ヶ月以上がたっています。当然けがも治っており、痛みも感じません。ただし、今回の沖縄は、仕事を満足のいく形で行いつつ、母校で教授となって教鞭をとりつつ研究を行っている先輩、また母校の現役大学生の後輩などとかつてのホームポイントで会うことができ、充実したものでした。足の痛みは遠くに消え去っても、今回の思い出は消えることはなさそうです。

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