服部予報士のウラナミ『日本の夢を背負って、白戸家お父さん海を走る!』

服部予報士

服部予報士
服部予報士 サーフレジェンド所属気象予報士、防災士。 小学校の理科の授業で天気に興味を持ち、大学は海洋気象を専攻。 TV・ラジオでの気象解説や、古民家イタリアレストランの店長などの経験を持つ。 「天気と海、旬の食材と話題を通して季節の移ろいを感じられる」ことを ライフワークとして、メッセージを伝えてゆきたいと思います。

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先日、ソフトバンクが、2015年に開催される世界最高峰のヨットレース
「第35回アメリカスカップ」に挑戦すると発表しました。

 

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[解説:左から栗坂達郎ソフトバンク株式会社ブランド推進室室長兼ソフトバンクモバイル株式会社執行役員広告宣伝部本部長、河野博文JSAF会長、早福和彦ソフトバンク・チーム・ジャパン総監督、渡邊浩関西ヨットクラブ理事長]

チームは関西ヨットクラブが主体となって結成される「ソフトバンク・チーム・ジャパン」で、
それをソフトバンクが支援し、日本のヨットクラブとしては、2000年のニッポンチャレンジ以来、
15年ぶりのアメリカスカップ参戦となります。

アメリカスカップは、1851年から続く国際ヨットレースで、前回の覇者(今回はオラクルチームUSA)と
挑戦者による1対1のマッチレース形式で行われるヨットクラブ間のレースです。

第35回アメリカスカップは、2017年に英領バミューダ諸島で開催される予定ですが、
当然、アメリカスカップに参戦したいというチームは日本以外にもあり、
まずは、その挑戦艇を決めるレースがあります。

それが「アメリカスカップ・ワールド・シリーズ」で、2015年から2016年にかけて行われます。
そして、このレースの上位4チームによるプレーオフで優勝したチームが、
やっとアメリカスカップで防衛艇オラクルチームUSAと戦うことができるのです…長いなぁ。

その一方で、この歴史あるレース…ご存じの方はどれくらい居られるのでしょうか?

メディアで取り上げられる機会が少ないうえに、
セーリングを気軽で安価に遊べるという施設や体制が不十分である日本で、
このレースがどれだけの盛り上がりが期待できるのか不安も感じます。

とは言え、日本がアメリカスカップに参戦することで、新たな世代が、
マリンスポーツやマリンレジャーに関心を持ち、若返りするきっかけになればいいなぁと思います。

※なお、本記事における画像は日本セーリング連盟の許可を得て掲載しております。

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