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星マリナのハワイ絵日記『秋の政治家』
カテゴリ:星マリナのハワイ絵日記 記事:星マリナ
10月11日 くもり のち はれ
今年は秋がなくて、いきなり冬が来るらしい、という話を少し前に日本の知り合いから聞いたのですが、ハワイもそんな感じがしないでもないです。10月になる前から真冬のようなビッグスウェルが来たかと思うと、早くも雨期に入ったかと思うような大雨が降ったりもしています。
さて、今日は選挙の話です。アメリカの選挙というのは11月と決まっています。現在11月2日の投票日に向けて、ハワイでも選挙運動が盛んです。
日本では、選挙前になると駅前などで街頭演説というのをよくやっていますが、ハワイでは街頭演説というのはないのですよ。大抵は市民会館や学校の室内で演説があり、歩いていてたまたま通りかかるということはないです。考えてみたら、それは「みんなが車を運転していて、歩いている人がいないから」なのでしょうね。
車で名前を連呼してまわる、例の「ウグイス嬢」というのもいません。それは多分、騒音公害というものにうるさいからではないかと思われます。もしも住宅街であれをやる候補者がいたら、翌日の新聞に苦情の投書が殺到するに違いありません。
テレビのコマーシャルという手もありますが、それにはお金がかかります。また、ロボコールという自動電話かけ機で、候補者の声を録音したものを流すこともありますが、それも不評。(今は慣れましたが、はじめて「こんにちは。ビル・クリントンです」という電話を受けたときはびっくりしました!)
選挙ポスターを貼る場所というのもないのです。それでみんな、個人の家のフェンスなどに名前を書いたバナーを貼っているのですが、それですら「目障りだ。やめさせろ」という苦情がしょっちゅう。これは、ハワイには「看板を出してはいけない」という法律があるからで、「選挙のバナーも看板みたいなものだから」です。
 立候補者の名前が書かれたバナー では、ハワイの候補者というのは、どうやって選挙運動をしていると思いますか? それは……、「歩道に立って、自分の名前を書いたプラカードを持ち、手を振る」です。通勤時間の朝6〜8時ころ、帰宅の車が多い午後4〜6時くらいになると、候補者および支持者が歩道に立って、運転手に向かって手を振るのです。ベテラン政治家になると、朝まだ暗いうちからミス・ユニバースかと思うような満面の笑みを絶やさないのはさすがです。そして、次々来る車の運転席に座る人の目をしっかりと見つめて手を振るのです。私はいつも、昔の漫画「がんばれ元気」で、主人公(ボクサー)が動体視力を鍛えるためにやっていた、「高スピードで走る電車の中の乗客を数える」という訓練法を思い出してしまうのです。あれに近いですね(笑)。 高速の入り口などで手を振られると、振り返さないといけないような気がしてしまうのですが、はっきり言って危ないですよ。こっちは運転しているのですから。 ほかの州に住んだことがないのでなんとも言えませんが、歩道で手を振る政治家を見ると、私はいつも「ハワイだなー」と思うのです。  今日のラニアケア オフショア。サイズは2〜3フィートで、パワーのない波。先週は、10フィートの日もありました。
星マリナのハワイ絵日記 [743] (2010/10/12(Tue) 17:07:04) HOME
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